私は、落とし物を見つけるってことあまりないんですけど...
昔、知り合いがお金だけ抜いて拾った財布を拾ったコンビニに届けたって聞いてかなり引いたんですよね。
下衆すぎるんですけど...
人間って結構そんな生き物ですよねぇ。
「東京ゴッドファーザーズ」の拾い物にみたいに赤ちゃんだとゲスいことすらできなそうですけどね。
今敏監督と言えばこの作品らしい。
皆様のコメントでもイチオシということが分かりました。
結論を言うならば、やはり傑作でした!
が、思ったより普通の切り口で斬新さがなかったので自分の好みからはハズれますが。
それでも人情に溢れているこの作品は、愛されて当然なんだと思います。
いいですねぇ。
もうギンの声を演じた江守徹なんて最高じゃないですか。
ハナの梅垣義明の声も爽快だったし。
ミユキの岡本綾なんて自然すぎてエンドロールで名前を見てびっくりしちゃいましたよ。
ストーリーも構成もすべてが繋がっていて完璧!
親と子、男と女。
他人は、他人じゃないっていう義理人情。
どこか古き良き時代の香りを感じさせながら、現代の冷たさを温めていくような...
涙は出なかったけれど、ずっと口元が緩むくらいの幸福に包まれる。
何があっても親は子を愛しているし、子は親を愛しているのですよね。
それは、人と人とのつながりでも同じじゃないかなぁと。
無償の愛って血のつながりだけで生まれるものじゃないと思うし...
気持ちのいい感動が心を清らかにしてくれる。
心の荒みに効く映画だ。
そして、家族の声を聞きたくなりますね。
ちぶ~的赤ちゃん度5
赤ちゃんって生まれたときに一生分の幸せをくれるんですって。できれば、そのあとも不良にならず幸せを届けてほしいですよね(笑)