梅雨ってまだですか。
雨って面倒だけど、雨音は好きだったりする。
ずっと晴れてる方が憂鬱になるのは私だけだろうか。
雨の日でもガンガン出掛ける私は「シェルブールの雨傘」みたいなオシャレな傘が欲しい。
超有名な映画。
っていうことは、ご存知の通り見るまでに時間がかかります。
やっと見ました、名作を。
カトリーヌ・ドヌーヴ主演、ジャック・ドゥミ監督作品。
これがフランス映画黄金時代かと思うこと然り。
カトリーヌの美しさに圧倒されつつ、男と女の物語が心を討つ。
まじか。マジかよ…
と、開始五分で死にたくなった。
まさかのすべてのセリフが歌。
しょうもない会話ですら歌われる。
ミュージカルという噂は聞いていたが全部とは思っていなかった…
ミュージカルが苦手な私にとってこれは拷問だ!
と、憤りを感じたがなんだかんだで最後までみれましたとも。
恋愛と結婚は別物だという。
ただ好きなだけでは結婚できないし、ただ生活が安定するからという理由だけで結婚もできない。
じゃぁ、どちらが幸せか。
これは、女にとっては特に究極の選択なのかもしれない。
私は、やっぱり好きで結婚しても幸せになれる人がベストだと思うけど。
そんなうまい話はどの時代でも難しいんだろうか。
誰もが幸せになりたくてもがいている。
幸せになるための選択に正解も不正解もない。
そう、ここに悪者はいない。
だから切ないんだ、あのラストが。
愛しすぎても幸せを手に入れるのは難しい。
かといって、愛がないのに幸せはやってこない。
男と女の運命は縁や運で決まってしまうのか。
あの時の、その決断が人生を大きく変える。
それって怖いじゃねぇか。
人生の一大決心がもしかしたら....
幸せの頂点に辿りつけるのか。
不幸のどん底に突き落とされるのか。
誰か、教えて!正解を!
と、叫びたくなること必至。
どちらにせよ....
こういう時、女っていう生き物はヨワッちぃ生き物だって痛感しますね。
ちぶ~的雨傘度5
お洒落か!と言いたくなるほどに傘から何から何まで眩しいシャレオツ感。メイクもファッションも全く古さを感じない。おフランス映画って劣化しませんね。