『白馬の王子さまは全国共通なんだな。』
部族のために10歳の娘がじじぃと結婚させられる。
それが普通だったりする国がある。
カルチャーショックホラーとも言える本作。
10歳と結婚って犯罪じゃん!?という常識が通用しない世界が実際にある。
実話だから余計に恐怖が増す。
娘のために逃亡する母親の強さでさえ、ショッキングだった。
この映画を見て、女は男には分からない辛い現実があるから夢のような幸せを待つのかもしれないと思った。
いつかこの苦境から白馬の王子様がやってきて、自分を連れ去ってくれる。
そう思わなければ生きていけない女だっている。
結末はちょっときれいすぎると思いつつも、そんな切実な想いが含まれている気がしてならなかった。
待つしかない幸せって、そもそも幸せなのだろうか。
自由がなければ幸せを探しに行くことさえできないということではないか。
自分の意志や感情を優先できなければ、本当の幸せは手に入らないのに。
そう考えると彼女たちの苦しみがヒシヒシと伝わってきて切なかった...
そして、女は母になっても女で居続ける生き物なんだなと痛感しましたよね。
ちぶ~的母性度5
自分の命よりも大切な子供がいる母親の強さは誰にも負けないのだと思った。
本日紹介した映画は...
娘よ (2014)
DUKHTAR/DAUGHTER
- 監督 アフィア・ナサニエル
- あらすじは...
- パキスタン山間部の部族長ドーレットに嫁いだアッララキ(サミア・ムムターズ)には、10歳になる娘ゼナブ(サレア・アーレフ)がいた。部族間の報復合戦が続き、相手側の老部族長を訪ねたドーレットは、和平の交換条件としてまだ幼い娘を彼に嫁がせることを受け入れる。
(Yahoo!映画より引用)