私は、調味料が好き。
生姜、醤油、塩、めんつゆ、ラー油、コンソメ、豆板醤、黒胡椒…。
これらがあれば生きていける。
料理の脇役。
縁の下の力持ちである。
そんな私でもワサビには敵わない。
鼻を持ってかれるかのようなツーンぶりが怖くて、寿司を食べる時はいつもビクビクしている。
かと言ってサビ抜きを頼むのは負けた気がして私のプライドが許さない。
化粧が取れるくらいの大量の涙を放出するハメになった時の落ち込みようったら半端ない。
だからあのリュック・ベッソンが監督の「WASABI」でジャン・レノが無表情でワサビを食らうシーンは今でも忘れられないのだ。
まさかの映画であった。
そもそもびっくりしていたが、奇抜なファッションと親日っぷりにはもっと驚いたのである。
あの中身のなさと無理やり感…。
だが、恥ずかしげもなく言ってやる。
私はこの映画が大好きだ。
広末が猛勉強したフランス語。
プライベートでビッチだろうと、あの根性はかっこいい。
語学を短期間であそこまでできるなんて尊敬しかできない。
番宣でスマスマのビストロに広末とジャン・レノが出演したのを今でも覚えている。
きちんとフランス語を通訳してて、ジャン・レノは、広末への賞賛を惜しまなかった。
この後、フランス語が生かされた仕事が彼女にやって来なかったのは非常に残念である。
私はまだ期待を捨ててはないけれど。
ちなみにワサビを食べるシーンは、てっきり見せかけて食べてないと思っていたが。
実際、平気な顔で実食してみせていたジャン・レノ。
どうやら本当にツーンとならないらしい。
フランス人は鼻が高いからツーンとならないのかと不思議でたまらなかった。
ちぶ~的ワビサビ度3