ホラー映画さえあれば!

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地獄だもん「地獄門」

「地獄門」


毎日、他人に電話をかける。

 

それがどんなに疲れ、苦痛か...

 

今はもはやそれを通り越してどうでもいい感じ。

 

どうせ、地獄だモンって感じ。

 

毎回、こんな感じの職場にしか行けない自分の不運さに泣ける。

 

それでも働かなければならん。

 

不条理な日々。

 

エンドレスな運命...

 



「地獄門」も、どの登場人物にも感情移入できないエンドレス感が素晴らしかったですね。



実は角川映画祭で観ようとしていたが、タイミングが合わず見れなかった作品。

 

ラッキーなことに、シネマパレ で上映。

 

やはり見てよかった。

 

物凄い三角関係。

 

物凄い求愛。

 

長谷川一夫にドン引きムービー。

 

確かに、これは地獄だわ。




なんということか。

 

近松物語」の長谷川一夫とこちらに出ている長谷川一夫...

 

最初、同一人物だと分からないくらいの肉食っぷりに圧倒された。

 

目力が80%増量。

 

これがお菓子だったらとても嬉しい。

 

だが、それに比例してキモ度も増しているので困る。

 

こんなにキモ男だったっけと自分の目を疑う。

 

と、同時にこれくらいの強引さが今の世の中の男子にあれば少子化問題も吹き飛ばせるのではと思ったり。

 

今でいうこのストーカーっぷりは、当時相当な恐怖だっただろう。

 

いや、今見ても怖いんすけど。

 

私、思うんです。

 

力づくで愛を手に入れようとする男は、女を愛していない。

 

相手なんて最初から見えてない。

 

ただ、自分の所有物にしたいという欲がそうさせてるんです。

 

強いて言えば本当に愛しているのは自分自身でしょう。

 

それが分かっていないから「愛している」という美しい形に収めようとする。

 

ただの迷惑。

 

ただの勘違い野郎なんですよ。

 

求めれば手に入るものは、モノだけです。

 

感情も人もモノじゃないから「愛」って美しい。

 

そして、何よりも儚い。

 

この終わりなき愛のトライアングル...

 

まさに「地獄門」なのでした。




ちぶ~的地獄度5

これはかなりの地獄。他人事なら楽しいけれど、絶対に巻き込まれたくはない。そして、意思表示はハッキリしないと損をする。