休日は実に忙しい。
それなのにとてつもなくつまらない映画に時間を取ってしまったとき...
ものすごい喪失感に襲われる。
貴重な時間はその選択一つで無意味にしてしまう。
それだけではない。
一日でいろんなことをしようとするため、無駄にパニック。
常に急ぎ、常に何かを忘れている。
もはや、それが最近当たり前になってきているので怖い。
まぁ、とてつもなくつまらなかった映画の紹介は後日するとして...
週末名画座シネマパレ で見た「怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス」は癒されっぱなしでしたよね。
あら。
おかしい。
私が想像していたのと大分違う。
VSな特撮映画はこんなにもゆるかっただろうか。
ダイゴロウって名前からすでに異色感がプンプン漂う。
頑張る、ダイゴロウ。
私たち、トモダチ。
だから、OK。
なんでもOKなのよ。
フィルムのコンディションの良さに驚く。
透き通ったような色の映り具合ににやにやする。
最初は館長がスクリーンのカーテン(?)を開けるのを忘れたのかと本気で疑った。
いつもよりスクリーンの幅が狭かったのである。
が、元々そのサイズだったらしい。
今思えばちょうどいい大きさだった。
幅をあれ以上広げてもあまり意味はなかったであろう。
ダイゴロウのアップ。
ゴリアスのアップ。
よくわからんコント的ドタバタ劇。
社会批判もちゃんとあり。
環境破壊問題にも鋭く切り込んでいる。
ということにしておきたい。
何を育てるのにも責任はつきもので、金はかかる。
終始笑っていたが笑えない現実をやんわりと警鐘している気もした。
なんていい時代なんでしょう。
たばこや酒が子供の教育に悪いとすら思わない。
大人は当たり前のようにたばこを吸い、今じゃ見ることもできないような大きさのビールをガブ飲みするのである。
子供向けの映画かと思いきや、今これを子供たちに見せたら大問題になるだろう。
ダイゴロウがかわいいからOKでしょ。
みたいな軽いノリで映画を創れたのだから実にうらやましい。
なんだかんだで私、ゴリアス派。
眩しいくらいのブルーな肌が爽やか。
ブタっ鼻が素敵。
光る角攻撃と横パンチが特技。
憎んでも憎み切れない凶暴ゴリアス。
はて。
私はどちらを応援していただろうか。
いいんです。
どちらも悪者じゃないのです。
すべては地球のせい。
人間のせい。
ここには我々が求めている"平和"がある。
かいじゅうたちのいるところに....
それって意外とオシャレな皮肉よね。
おまけ
本日の映画会で頂いた若尾文子様の本欲しかったけど手が出せなかったのです
生まれ変わったらなりたい人NO,1。これ見てもっと若尾様のことを勉強せねば
本当に本当に大感謝今宵もありがとうございました
ちぶ~的VS度5
今まで見た特撮の中でもこんなVSはなかった気がする。かいじゅうも愛で支えられているのかと思うと胸キュンでした。