肩こりのせいなのか。
頭痛が最近ひどい。
今までは、多少の痛みは病は気からとも言うしあまり本気にしていなかった。
が、最近の痛みは無視できないほど私を蝕む。
我慢すればするほど痛くなり、終いには気持ち悪くなる。
この繰り返し。
ついに映画を見る前に、久しぶりに頭痛薬を飲んで治したわけだが....
「悪の法則」は、そのせいもあり失敗した気がする。
あらすじは....
メキシコ国境付近の町で弁護士をしている通称カウンセラー(マイケル・ファスベンダー)は、恋人ローラ(ペネロペ・クルス)との結婚も決まり人生の絶頂期にあった。彼は実業家のライナー(ハビエル・バルデム)と手を組み、裏社会のブローカー、ウェストリー(ブラッド・ピット)も交えて新ビジネスに着手する。その仕事は巨額の利益を生むはずが……。
悪には法則がある。
転落という法則が。
予告で上がった期待値。
それが上がれば上がるほど失敗しやすいという法則もあるということを忘れていた。
スタイリッシュな悪。
そこには、意外にも新しさはなかったのだ...
私は、序盤で胸をなでおろした。
一人で鑑賞するという選択肢は大正解だった。
これは、絶対に親とは一緒に観てはいけない映画だ。
カップルに囲まれた独身女一人。
それでも、気まずくなるエロエロピロートークから物語は始まったのである。
これは、エロがグロになり悪につながる。
そんな話だったのだろうか。
それにしてはちんたらと雑談が長く、頭痛薬のせいなのか眠りに負けてしまう場面も多々あった。
予告で謳っているような衝撃な結末など存在しない。
予想の範疇は越えなかった。
どこかで見たことのあるような内容と結末。
スタイリッシュさを強調した割には、スピードもなくフレッシュさもない。
タイトル通りの展開という一言に尽きる。
が。
笑わないキャメロン・ディアスはセクシーでオモロー。
チーターは2匹飼う。
猫なんて、ちゃんちゃらおかしいのだ。
豹のタトゥーに女豹なメイク。
あまりにも超セレブで次元が違いすぎて腹を抱えて笑いたかった。
本当の意味でのカーセ○クスには、拍手するしかない。
珍しいビッチぶりに憧れの眼差しを向けたのは私だけだろうか。
どうせなら主役でやらせればよかったと思う。
完全な悪ノリにここまで完璧に仕上げたところはさすがと声を上げたい。
甘美はいき過ぎると生々しくなる。
エロもいきすぎるとグロくなるのと一緒で。
セクシーは、控えめだからいい。
一部だから、魅惑。
総てを知ってしまったら終わるだけ。
終わりには何もない。
空虚ですらない。
悪は悪を呼び、悪が去れば他の悪が来る。
その法則はいつの時代も同じ。
ぐるぐると繰り返すだけ。
実は、悪は何も変わってないのに。
いつもそこにあって動くことはないのに。
それなのに、人は何度も悪に近づこうとする。
愚かで哀れで小さい生き物は、学習することを知らない。
ちぶ~的色男度5
悩めるマイケル・ファスベンダーはいつもセクシーガイで渋い声だからなんかイラッとする。人は追いつめられたらあんなにかっこよくいれないと思うんですけど。