女を泣かせる罪な奴。
あなたの周りにも、いませんか。
浮気する旦那。
二股する彼氏。
貢がせる男。
これぞ、悪男。
私には縁遠い生物ですが。
ドラマみたいにそんなワルオトコって意外にいるようですね。
一番たちが悪いのは、見た目が普通でとても優しい紳士的な男が、ワルオトコだった場合です。
どうせなら超絶イケメンで傲慢な奴の方がいい。
答えが分かってる方が安心するでしょ。
余計な驚きは屈辱と共に、怒りの炎を燃やすだけです。
ワルオトコに対して「ワナオトコ」はかっこよくて萌えてしまうマスク面です。
解説.....
「ソウ」シリーズの脚本を手がけたマーカス・ダンスタン&パトリック・メルトンによるホラー。かつて金庫破りをしていたアーキンは現在は内装業者として真面目に働いていたが、元妻の借金を肩代わりするため、仕事を請け負った金持ちの邸宅に空き巣に入ることに。ところが、忍び込んだ邸宅には先に侵入者がいた。気づいた時にはすでにドアや窓は完全に封じられており、逃げ場を失ったアーキンは、謎の侵入者が仕掛けた無数の残虐な罠に怯えながら脱出を試みるが……。
最近、ここらで流行ってる噂の傑作ホラー。
行きつけのツタヤになくて、ゲオにまで探しに行った次第。
あったときの感動、顔をお見せできなくて残念です。
近くでホラーコーナーを物色していたオヤジを横目に、ささっと獲りましたとも。
きたぜ、匠の技。
行くぜ、ワナオトコ。
収穫の秋。
今年は、傑作B級ホラーが豊作です。
OPからスタイリッシュが炸裂。
響く鉄の音。
ぶつかる狂気。
勢いが止まらない。
家に囚われてしまった家族と運の悪い訪問者。
正体不明のオトコが罠を仕掛ける。
短時間で物凄い仕掛け。
地道な作業だったに違いない。
一度捕えたら、絶対に逃がしはしない。
ワナオトコはプロなのだ。
と、ゾクゾクしていると......
ん?
これは、「ストライク・バック」 にもあった面白さ。
トラップに抜かりがない完璧さ。
ナイフをもったワクワクさんがここでも降臨する。
教育テレビでは絶対に見れない工作の真髄がここにある。
技には技を。
職人には職人で対抗する。
どの仕掛けも血みどろ必至。
臓器ははみ出しまくり。
やるならとことんやる。
そんなワナオトコのプロフェッショナルが光る。
箱をまた一つ運ぶ。
旅行に行くみたいに。
新しい場所には新たな発見がある。
そうやってワナオトコは技に磨きをかける。
まるでピタゴラスイッチ。
この男のスイッチは巧妙で解くことができない危険な罠だから。
ちぶ~的ワナワナ度5
どこもかしこも罠だらけ。下準備のシーンが見たくてしょうがない。そしてワナワナするほど、痛そうなシーン満載。