の、飲みすぎたぜ。
と、ほとんど飲んだ次の日は後悔する。
分かっちゃいるけど、飲んでしまう。
まだ、昨日の肉を消化しきれていない胃袋が重い。
食べ過ぎと飲みすぎの代償は、楽しんだ証だからしょうがない。
次の飲み会はどうしよう。
なんて、体調が回復したときには考えてしまう。
懲りない、飲兵衛。
フラっとしながらも、前向き。
ですが、さすがの私も「フライト」のレベルにまでは達してないからご安心を。
あらすじは.......
ベテランのウィトカー機長(デンゼル・ワシントン)は、いつものようにフロリダ州オーランド発アトランタ行きの旅客機に搭乗。多少睡眠不足の状態でも一流の操縦テクニックを持つ彼の腕は確かで、その日もひどい乱気流を難なく乗り越えた。機長は機体が安定すると副操縦士に操縦を任せて睡眠を取るが、その後突然機体が急降下を始め……。
デンゼル・ワシントンが主演。
それだけで成立してしまうパワー。
今回は、なんでもやり放題の機長。
こんな奴に平気で命を預けさせる航空会社、いやアメリカが怖い。
アメリカにアルコール探知機はないのか。
自由の国アメリカは、奔放すぎる。
薬も酒も真面目な顔してとことんやっちゃう。
機長という職業柄、毎回人の命を預かる仕事はプレッシャーだからなのか。
それを裏付けるハッキリとした描写がない。
ただ、もう抜け出せないレベルにまで達してしまった男。
ひどすぎて笑える。
人は、限度を超えると滑稽に見える。
冒頭の背面飛行は神の領域。
映画でも初めてみた圧巻の迫力。
どうせならそのままフライトアクション映画も作ってほしいほど。
一時はその神業で英雄と呼ばれた男。
現実と虚像の中で、男はまだ逃げようとする。
どこまでもカッコ悪く、どこまでもだらしがない。
だが、それが人間だろう。
そもそも気づくということが一番難しい更生の一歩であることを教えてくれる。
正解がなく曖昧な人生。
だだっ広くて、自分が今どこに立っているのかさえ分からない。
不安や恐怖に負けて、暗闇に閉じ込められる時もある。
抜け出すのも留まってしまうのも、結局は自分自身の力。
善人でいることも悪人でいることも簡単ではない。
人は、途方もなくグレイで不完全な生き物なのだ。
ちぶ~的デンゼル飲んデル度5
アメリカンに飲んだくれ。薬でハイ。スタイリッシュに見えちゃうからあまり深刻にならない。あまりの落ちぶれに笑ってみていられるのは自分が全く違う人間だからでしょう。