ホラー映画さえあれば!

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痒魔「絞殺魔」

足の裏がかゆい。

 

一週間前から悩んでいた。

 

別に見た目はなんともない。

 

ネットで調べると大病の兆候と出る。

 

怖すぎて病院に行けない。

 

この一週間不安でしょうがなかった。

 

結果。

 

ただの蚊に刺されっぽい。

 

土踏まずに刺された。

 

コノヤロー。

 

土踏まずは結構土を微妙に踏むから、余計痒いんだぞ。

 

家に生息しているであろう蚊を、血眼になって捜索中。

 

 

蚊と同じで、「絞殺魔」の犯人も犯行の自覚がないのだから困りものです。

絞殺魔

解説.....
連続女性絞殺事件の発端から捜査、犯人逮捕、尋問までをR・フライシャーがリアルなセミ・ドキュメンタリー・タッチで描き通した犯罪映画の秀作。二枚目スター、T・カーティスが彼に取っては一大転換とも言うべき変質犯を演じきり、対する捜査本部長のH・フォンダはじめ助演陣も光る。分割画面がかなり効果的に使われた。

 

独特な展開。

 

画面が分割され、同時に出来事を見せる。

 

その時、犯人は.....

 

その時、被害者は.....

 

と、事件を追う。

 

実在した事件、ボストン絞殺魔事件。

 

このリアリティ。

 

作りこまない自然な流れ。

 

淡々と結末に向かうのがリアルで不気味。

 

 

 

被害者は、なぜドアを開けてしまったのか。

 

ちょっとした隙間から入り込んだ魔の手。

 

警戒心が作用しない。

 

当時は、センセーショナルに報道されたであろうこの事件。

 

それなのに、被害は広がった。

 

人はやはり人を信じたいからだろうか。

 

自分だけは大丈夫という過信が導いてしまった悲劇。

 

まるで気付いていない。

 

被害者も加害者も。

 

 

 

容疑者の面々は、どれも怪しい。

 

見ているこちらもわからない。

 

焦点を絞らない展開。

 

まるで、見ているこちらも警察官になった気分になる。

 

後半でやっと焦点が近づいていく。

 

 

 

追及されたリアリティ。

 

迫れば迫るほど、男は混乱する。

 

確信に触れ始めたときに、初めて気付く真相。

 

理由も原因もない。

 

知らなかった殺意。

 

今まですぐそばにあったものが遠くに見える。

 

自分じゃない自分に追いやられる恐怖。

 

真っ白な壁。

 

それは、途方もない白い無意識の真実だったのだ。

 

 

 

ちぶ~的ドキュメンタリー?度5

終始どこやらドキュメンタリー風な撮り方。カメラ回しがとにかく斬新。映像で魅せる事件。トニーの演技がさらにダークな輝きを放っています。