タオルとイヤフォンが欲しかったわけですが。
仙台ショッピングに向けて節約中でしたので、我慢しておりました。
が。
今日、届いたのです。
私のリラックマ。
妹が買ってくれて、家に送ってくれました。
持つべきものは、やはり僕ですね。
いや、妹ですね。
「シリアル・ママ」並みに、一人でハイテンションになりましたよ。
解説......
「ピンク・フラミンゴ」の奇才ジョン・ウォーターズ監督が、「私がウォシャウスキー」のキャスリーン・ターナー主演で、日常の道徳的に正しくない行為をした人間を惨殺しまくる連続殺人主婦の姿を描いたブラック・コメディ。アメリカのどこにでもありそうな郊外の閑静な住宅街。そこに暮らすビバリーは、歯科医の夫と二人の子供を持つ、心優しい理想的な主婦。しかし、ゴミを分別しない、レンタルビデオを巻き戻さずに返却するといった人の道に反する人間は許すわけにはいかない……。
とんだブラックコメディがあったものだ。
冒頭から実話風の字幕を流してしまうなかなかの悪ノリっぷり。
日本にはモンスターペアレンツがいる。
アメリカには、シリアルママがいる。
自分の信条に反したものはすべて不正解。
貞淑な妻。
その笑顔。
その振る舞い。
完璧すぎたら要注意。
シリアルとは、あの朝食に食べるシリアルではない。
甘ったるくない。
ピリリと辛い。
爽やかな朝とは全く違う。
四六時中、ママは監視している。
朝も昼も夜も。
ルールは、守るもの。
お行儀は、常に良く。
レディとしての、身だしなみは上品で清楚に......
ママがぶっ壊れたのはどうしてか。
完璧とは怖ろしい。
人間に完璧はありえない。
追及すればするほど、失う人間味。
自分の完璧さに酔い、他人の不完全さに憤慨する。
私が正さねば誰が正す?と言わんばかりに。
シリアルママの正義が襲う。
正すためには、血も涙も関係ない。
内臓だって脳みそだって、排除できれば興味もない。
この勢い。
パワーで押し切る狂気。
シリアルママが正義の見方?
アメリカではこんなことが、リアルに受け入れられそうなところがさらに怖い。
ラストまで、シリアルママの潔さに笑っちゃう。
でも、ふと気づく。
笑えるのか、コレ。
いなそうでいそうなシリアルママ。
妙なリアリティが後味になる。
笑顔が凍る。
あれ。
笑顔ってこんなにも怖い顔だったっけ?
おまけ
カラーでロックなリラックマタオルとイヤフォン!&ライブに行けば重宝するはずのフード付きタオル。(行かないけど)
ちぶ~的オーマイガっ度5
こんな母ちゃん怖すぎる。この悪ノリは、アメリカだからできる。日本でこれはできない気がする。