怖い夢を見た。
今年で一番怖い夢だった。
血の味がした。
血が流れて止まらない。
どうしてそうなったのか、どこにいるのか分からない。
覚えているのは、舌を切って口の中が血の味で一杯になったことだけだ。
力が抜けていく。
死を感じる。
気が遠のいた......
そこでやっと目が覚めたのである。
本当に生きているかどうか確認した。
それくらいリアルで怖ろしい夢だった。
怖すぎて震えた夜。
何を暗示していたかは知りたくもない。
「テッド」は、そんな不吉さを全く感じさせない。
ザ・アメリカンなコメディ。
あらすじは......
いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。
小さいころ、自分が可愛がっていたぬいぐるみ。
そのぬいぐるみはきっと生きていて、夜自分が眠っている間にこっそり動いているに違いないと思っていた。
大人になるとそんな時があったことさえ忘れていく。
「願えばかなう。」
いつの日にか信じなくなった言葉を思い出す。
アメリカンドリームは壮大だ。
そして寛大。
動いて喋るぬいぐるみが親友。
ただし、見た目はかわいいけど下品でダメックマ。
ゴリラ顔のマーク・ウォールバーグ。
アメリカ人はゴリラ顔がお好き。
ゴリラとクマが戯れる。
いい年したいい体したおっさんが、子供から卒業できない。
親友は過去から現在までの産物。
もはや自分の一部。
楽しいアメリカの小ネタもいっぱい。
字幕は、その小ネタも日本人用に変えられてて楽しい。
言いたい放題、やりたい放題。
どんな時も一緒。
下品なこといっぱい。
女もクスリもやるックマ。
友達ってサイコー。
大人になっても友情は不滅。
一緒に生きた時間は、たとえ最愛の人でも超えられない。
昔話をして、バカをやる。
酒を飲んで、語り合う。
そして一緒に年をとる。
そんな友達は誰にでもいるわけじゃない。
簡単そうで簡単じゃない絆。
男と女には終わりがあっても、友情には終わりがない。
隣に座って肩を並べる。
決して寄りかからない。
自分らしくいれる人。
それが本当のトモダチ。
リラックマみたいにリラックス。
いつまでも続く友情って素敵デス。
ちぶ~的クマクマ度5
このクマ、ウケる。あまりコメディ映画で笑わない私でさえ、下品でくだらなくて笑えた。特に部屋のう○こ処理シーン。ミラ・クニスを尊敬する。