どうしてですか。
おねぇ様にもらった三つ葉セット。
四つ葉が生えたら幸せになれるらしいよと言われた気がする。
三つ葉はぼうぼう生えたのに....
四つ葉は.....ない。
幸せ.....
なれない。
なんで。
気持ちが足りないのだろうか。
気持ちの問題なんだろうか。
幸せについて模索中。
「俺はまだ本気出してないだけ」のシズオみたいになっているんじゃないかと自問自答。
解説...
小学館「月刊IKKI」で連載されていた青野春秋の人気漫画を実写化したコメディー・ドラマ。何となく会社を辞めた42歳のバツイチ中年男が、漫画家になると宣言したことから巻き起こる騒動を追い掛ける。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの堤真一が、ゲームに明け暮れ、娘に借金し、グズった果てに家出するという、父親にも大人にも成り切れていないダメな主人公を怪演。メガホンを取るのは、『コドモ警察』シリーズなどの福田雄一。共演には、『さよならドビュッシー』の橋本愛をはじめ、生瀬勝久、山田孝之らが名を連ねる。
本日は、2本続けて映画館で堪能。
この作品は、鑑賞ポイントがたまったので無料で鑑賞。
タダだからつまんなくてもいいやと思って時間つぶしに軽い気持ちで見てみた。
そしたら、監督は私の大好きな「勇者ヨシヒコと魔王の城」の福田雄一だった。
油断した。
ゆるっゆるで時々すべってるのに、急にグッときたりする。
期待ゼロで見たから余計笑えた随所にちりばまれた福田ユーモア。
最近、私の涙腺もゆるっゆる。
映画館にはハンカチが必需品だということをすっかり忘れていました。
堤真一は、きっと原作ファンからしたら全くイメージに合っていないだろう。
マンガを知らない私でも、違う気がした。
堤真一が演じた大黒シズオは、特に頑張ってはいない。
最初から最後までスタンスは変わっていない。
そういうキャラを安定して捉えることはできていたと思う。
一定の距離を保ちバランスを崩すことはしない。
そういう意味では、堤真一にしたのはよかったかもしれない。
だって、そのおかげでわき役が引き立ってたもの。
仏が占い師。
不動産屋が魔法使い。
今どきの無気力青年がヨシヒコ。
あのセリフの言い回し、間隔、言葉、すべてが私好み。
こういう人いるって思わせる日常あるあるがたまらない。
橋本愛は、思わせぶりな眼帯キャラよりもませてる娘の方が合ってる。
濱田岳の褒め殺し攻撃は、高度。
うますぎて自然。
この作り込まない感じが、見ていて心地いい。
ろくでもないけど、まっすぐで単純なシズオを見て周りが変わっていく。
本人は大真面目にふざけたことばかりしかしないのに。
人は意外に完璧な人間には惹かれない。
欠陥だらけの人間のたった一つの長所には素直にうらやましく思えたりするものだ。
あきらめることさえしなければ、何かが生まれる。
思いがけない出会いが昨日まで想像もしていなかったような道が開けたりする。
な~にもできない人間なんていない。
だ~れにも愛されない人間なんていない。
その不完全さが魅力。
自分を生きる。
それって意外に簡単なのかもしれない。
思いがけず、流してしまった涙はとても爽快でした。
ちぶ~的わき役ワクワク度5
もうシズオよりわき役!もっと占ってほしかった~。もっと物件紹介してほしかった~。ヨシヒコにはもっと喋ってほしかった~。