今年、最大の悲劇。
私の。
私の大切なあの人が旅立ちました。
戻ってくるのは2週間後だそうです。
あぁ。これからどうしよう。
あと2週間も一人で生きていくなんて耐えられません。
だって。
再生してくれなくなったんです、DVDを。
私のPC。
たった2年で。
5年間保証に入っててよかった。
ただ、保証がきくかはまだわかりませんが......
私のPCが戻ってくるのをただ待つしかありません。
戻ってきさえすればそれでいいのです。
なんて無力なんでしょう。
予想以上に悲しく寂しく...
そのうち禁断症状が出そうです。
「レクイエム・フォー・ドリーム」 みたいに中毒とは怖ろしく、身近な誘惑から始まります。
解説....
斬新な低予算SF映画「π」で世界を驚かせたダーレン・アロノフスキー監督が孤独と背中合わせに生きるごく普通の男女が破滅へと落ちていくさまを鋭く描いた衝撃のドラマ。コニー・アイランドの寂れた海岸。古いアパートに住む孤独な未亡人サラは、ある日、大好きなTVのクイズ番組から出演依頼の電話を受け、ダイエットを決意する。一方その一人息子ハリーと恋人マリオンのもとに、友人のタイロンが麻薬密売の話を持ちかける。一時はそれぞれに人生がうまく回り始めたかに思えたのだが……。
私のトラウマ映画の歴史に、また一つ刻まれた。
ドラッグ鬱映画。
中毒の怖さ。
身近さ。
それは、人間のほんの少しの隙間から入り込んでくる。
弱さが生み出した破滅。
強烈な映像が恐怖の余韻となる。
ドラッグ映画があまり好きじゃない。
大体、ぶっ飛んでてオシャレ映画みたいな仕上がりにするから。
評価が高い「トレインスポッティング」すら気に入らない。
なんだあの結末?
中毒ってあんなもんじゃない。
オシャレイズムなんて必要ない。
あれがカッコイイだなんて思いたくもない。
と、思っていた。
これを見るまでは.....
「レクイエム・フォー・ドリーム」 はストレートに中毒が導いた破滅をぶつけてくる。
逃げることもやめることもできない。
生きるためにこそ求めてしまう怖さ。
あまりにも悲惨な結末に、ドラッグ映画は「トレインスポッティング」くらいのエンタメ性があってもいいのかもしれないと思い直した。
よく学生の時は薬物についての怖さを特別授業で行ったりする。
そんなことよりこの映画を見せればいい。
見る前と見た後では全く違う。
薬物を見ることすら怖くなるだろう。
家族がいて、友達がいて、恋人がいても孤独を感じる。
家があって、仕事があって、収入があっても満たされない。
人間の欲求や不満は果てしなく、向かっている場所すらわかっていない。
現実を忘れさせてくれる薬物はまさに人間が求めている快楽だ。
その快楽を一度でも味わえば二度と戻ることはできないのに。
もう一回だけ......だなんて弱さが永久の終わりを告げる。
無意識の中に潜んでいる人生への失望。
気づかないうちに知らないうちに自分の体に入り込んでいる。
弱さが引き寄せた"中毒"。
でも、本当にほしいのは薬じゃないはずだ。
誰にでも元から与えられているもの。
今もっている大切にすべきものに気づく強さがないといけません。
おまけ 傷心の心を癒すおいしいランチ!
ちぶ~的俳優中毒度5
ジャレッドもジェニファーも錯乱ぶりが怖い!でも、一番怖かったのはエレン・バースティンの痩せ薬ドラッグ中毒。しかも気づかずに中毒に陥っていく姿は見ているこっちが泣きそうなくらいかわいそう。