今まで、色んな映画を見てきました。
どんなに下劣で残酷そうでも、興味があれば見てきました。
今回。
やっぱり、気づきました。
自分は女だってことに。
世の中には女が見てはいけない映画がある。
良さが分かるとしても、男にしかわからないジャンルがある。
あまりにも嫌いで記事にするのを避けていた「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」。
だが、それを超える「「セルビアン・フィルム」をうっかり見てしまったため....
先に「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」を仕方なく記事にします。
そうじゃないと胃の中が消化できそうにありません。
新作執筆のため森の奥の別荘にやって来た小説家のジェニファーは、別荘に侵入して来た地元の男ジョニーをリーダーとした4人のグループに襲われてしまう。暴力を受けながら何度もレイプされたジェニファーは、男たちに射殺されそうになった寸前、川に身を投じる。しかし、死体は発見されず、彼女の消息は途絶えるが……。
嫌いな映画を記事にするのは、大好きな映画を記事にするのと同じくらい難しい。
途中で思い出すと吐き気がする。
こうなると、「ムカデ人間」はかわいいものだ。
今作は、1978年製作のカルトムービー「発情アニマル」のリメイク版。
そもそもこの題材をリメイクする神経。
高評価されてた事実。
キャッチフレーズ、「ケダモノとも、地獄へ堕ちろ。」
誰に言ってるんだ。
本当のケダモノは、どこにいるんだ。
全編、キャベジンを欲す。
暴力描写はなんともない。
というかそんなことは、もはやどうでもいい。
女として不快なのは、女を虐げるところだ。
究極に言うとサドとマゾの部分。
男と女は、基本どうしてもSとMの気質が本能的にあるというところは否定できない。
男は基本的にSであり、女はMである。
そうでないといけないのかもしれない。
だが、こういう映画にありがちな女は所詮Mを望んでいるだろうという描写。
男はそれを女が悦んでいると思っている。
それに興奮する男の構図が気持ち悪くて仕方ない。
もし、女がこの映画を絶賛できるとしたら相当のドM変態メス豚子だろう。
私がこんなにも不快だったのはS気があるからでしょう。
それに加えて何よりも理解できなかった主人公の女。
無意識に女は男を誘ってるという演出だったのかもしれないが、あんな無防備でバカな女はいない。
信じがたい苦痛を与えられているにも関わらず、動かない表情。
憎しみを感じているようには到底思えない。
色気のない体。
最初から最後までやられっぱなし。
こんな生っちょろい復讐劇で満足できるものか。
本当に殺る気があるのか、この女。
男より女にムカつくのは、女優の演技のせいか。
女優の想像力のなさに、置き場のない怒りが爆発する。
女をなめるなよと、この女に言いたい。
私がこの女だったら、男に死よりも怖ろしい苦しみを与えるだろう。
そんなの当たり前のことである。
確かに映画です。
つくりものです。
でも、女がこの映画のような女だと思われては迷惑。
男にはわかるのかもしれないこの映画の魅力。
一番怖いのは残酷描写や復讐劇なんかじゃない。
男と女の絶対埋まることのない未知の部分が一番怖ろしいのだ。
ちぶ~的女は絶対見てはいけない度5
本気で観ないでください。男性にしか見れない映画。男性でも受け付けない人、たくさんいるはず。