地獄の歓送迎会事件の帰り。
チャリで家に向かいながら、そのまま川に突っ込んでしまいたいくらいの落ち込みようでした。
もう明日から一週間が始まるという悪夢。
本当につらいことがあったとき、私は誰にも話しません。
話すと分かってしまうから。
それが終わるまでは、現実にしたくないのです。
金曜で終わったので。
とりあえず、土日で猛烈に愚痴りました。
そしたら、分かりましたよ。
奴には、最初から嫌われていたのですね。
振り返れば最初から嫌がらせでした。
きっと、自分のくだらん栄光を残したかったのでしょう。
嫉妬や悔しさで後任のことなんてどうでもよかったのかもしれません。
やられました。
すっかり騙されました。
なめやがって。コノヤロー。バカヤロー。
気づくのが遅かった私。
「わたしは目撃者」の盲目の元新聞記者にはあった、千里眼のような能力は持ち合わせていませんでした。
解説...
盲目の元新聞記者(カール・マルデン)と現役新聞記者(ジェームズ・フランシスカス)の二人が、染色体研究所にからんで起きた連続殺人の謎に挑むサイコ・スリラー。ダリオ・アルジェント監督が「サスペリア」以前に手掛けた作品。
「歓びの毒牙」の後に作られた作品。
大好きなホラー色が少なめのサスペンス。
相変わらず、殺人シーンの美しさと音楽はダリオ独自の雰囲気を漂わせているが...
前作に比べると地味な印象。
盲目者が目撃者という設定を生かし切れていないストーリーが残念でならない。
ただ、若さがある故のチグハグさはマニア心をくすぐる。
その不完全さがいい。
やはり嫌いにはなれないのである。
ダリオって天性のホラー芸術を持っているのだと思う。
どれを見ても、ダリオらしさがある。
たとえ、作品としては出来が悪くても独創性は損なうことはない。
この作品もそうだ。
ストーリーや、展開、トリック、犯人までが結構甘い。
無理が生じていたり、つじつまが合わなかったり。
それなのに、得意分野での魅せ方はいつもインパクト大。
ホラー好きにはたまらない演出で唸らせる。
色、音、衝撃。
絶対に手を抜かない場所。
見れば、ダリオだと分かる。
要領がいい人ってこういう人かもしれない。
興味のないところには力を入れないという...
ただのグータラか。
「私は目撃者」
それは、私のことですか。
作風もタイトルもまさに自分のことのよう。
ちょっと、だんだんふっ切れてきましたし。
というかキレました。
どうでもいいんです、あんたのことなんか。
もういないし。
私は仕事をしに行くだけなんですから。
本当に、賢い人は見ています。
誰が犯人か。
教訓は、自分は絶対そんなことはしない。
いずれ、人にしたことは自分に返ってきます。
法を犯してなくても、それは犯罪なのですから。
ちぶ~的殺戮度4
サスペンスにちょっとある残酷さ。この人もやはり変態おじさん。顔もすでにおかしげ。