明日からお仕事。
実感なし。
ということで、自分へのご褒美に買っちゃいました。
「アウトレイジ ビヨンド」と「エクスペンダブルズ2」の前売り券。
用途が不明なおまけ付。
センスは、もう仰げない。寒くて....
トレカは、ジェイソン・ステイサムがいたので満足だけど。
どう飾るかが悩みです。
店員さんに「アウトレイジ ビヨンド」と「エクスペンダブルズ2」のチケットくださいって言ったら、一瞬止まってた。
なんだよ。
なにが言いたいんだよ。
おやじ好きなんですよ、私。
人の好みって人それぞれでございましょう?
「情婦」のひねくれ弁護士とおせっかい看護婦の掛け合いが予想外にツボで、ハマったわけですが。
やはり改めて普通の人よりは、ちょっぴりほんのちょっぴり趣味が変わっているのかもと思いました。
あらすじは...
アガサ・クリスティが自身の短編小説を基に戯曲化した『検察側の証人』の映画化。
金持ちの未亡人を殺した容疑をかけられたレナード(タイロン・パワー)は、老齢ながらロンドンきっての敏腕弁護士ロバーツ(チャールズ・ロートン)に弁護を依頼。だが“検察側の証人”として法廷に立ったレナードの妻クリスティーネ(マレーネ・ディートリッヒ)から、思いもかけない証言が発せられた……。
ポワロ以外のアガさん、初挑戦。
ポワロより鋭いぞ。
ピリリと辛い。
どんでん返しが売りの映画って構えて見るから、どんでん返らなかったりするのに。
ちゃんと転がりました。
最後の最後にまたコロコロと。
私の好みを突きまくったサスペンス。
昔の映画だからと侮るなかれ。
適度なテンポとミステリー。
誰も信じちゃいけませぬ。
しょっぱなから、老弁護士ロバーツがかっ飛ばす。
悪態はつくし、愚痴ばかり。
ある意味、元気なクソジジイ。
それに拍車をかける口うるさい看護婦ミス・プリムソル。
おせっかいなのに、大して相手の気持ちは考えてない。
どこかで見たことある....
全く動じないミス・プリムソルの図々しさに、圧倒される。
この二人、ハンパなかった。
何もかみ合わない。
あまりにもブラックなので、危なっかしいくらい。
そのスレスレさ、絶妙。
大好きな掛け合い盛りだくさん。
ただ、こんな上司も部下も嫌である。
それなのに、実生活では夫婦だったらしい。
夫婦って戦友のことを指すのではないだろうか。
容疑者演じたタイロン・パワーは、ダンディ。
色男はいつも女で罪を犯す。
その妻を演じたマレーネ・ディートリッヒ。
脚線美はとびきり美しい。
年齢は感じさせない。
でも、顔は固そうで人形に見える恐怖。
それは女の狡猾さを表現しているのかもしれません。
法廷サスペンスというのは、数多くある。
スピードがあり、迫ってくる展開。
これは、そんな原点の一つだと思う。
エンドロールで、「この映画の結末を未見の人に話さないでください。」とナレーションが流れる理由は見れば分かる。
現代人でも見やすいサスペンスは必見。
真実は残酷で不条理。
人間の欲は浅はかで愚かである。
アガさんは、いつもきれいごとにしようとしない。
意表を突いてくる。
それは、人生そのもの。
目に見えていることだけがすべてじゃない。
私のようなおやじ映画好きも、本気の恋愛は若いイケメンが好きかもしれませんよ。
あ、それは蛇足でした。
ちぶ~的老いぼれ度5
初ポワロは、このチャールズ・ロートン。あのクタクタぶりと鋭さがたまらない。老いぼれもイケる。