ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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マニアック星人現る「2000人の狂人(マニアック2000)」

連絡先を教えたくない人(ストーカーさんとします)に、強制的な雰囲気で教えるように言われました。

 

今後、飲み会などで集まろうとしているようで...

 

共通の知り合い(Aさんとします)がいて、その人を通して連絡をもらえればいいからと断りました。

 

普通、そこで分かるはずです。

 

教えたくないって。

 

というかモロに態度に出ていたと思うのですが。

 

ここからがすごいのです。

 

私が、他の人と赤外線通信で連絡を交換していました。

 

そしたら、それを見ていたらしく「赤外線あるんだそういえばAさんからオレの連絡先聞い?」

 

.......

 

聞かねぇよ。

 

なんでAさんを通してあんたの連絡先聞くんだよ。

 

どういう解釈だよ。

 

どうやら、Aさんを通して連絡をもらうという意味をAさんを通して自分の連絡先をもらうと思ったらしいのです。

 

天才か

 

ポジティブが行き過ぎると、ただの勘違い野郎になるわけです。

 

やんわり断った私の気遣いは無駄になりました。

 

気持ち悪すぎて「(連絡先は)今はいいです」とハッキリ言ってしまいました。

 

あまりの衝撃でなぜか”今は”と言ってしまって後悔しています。

 

一生教えません、あなたには。

 

男は引き際が肝心です。

 

それを見ていた仲の良い友人に、「あの人のマニアックさが怖い」と言われました。

 

なるほど。

 

マニアック.....それはある事に極端に熱中しているさま。

 

その固執が怖い。

 

それとも私なんかにそんなことするのがマニアックの域だということだったのでしょうか。

 

一理あるので、怖くて聞けませんでした。




「マニアック2000」(DVDはこのタイトル。正式には2000人の狂人らしい)は、まさにホラーマニアの大好物。

 

ブログ書くために2回見た私は、ストーカーさんのことを言えないくらいのマニアック気質間違いなしです。

2000人の狂人(マニアック2000)



あらすじは....

地図にも載っていない南部の小さな村、プリーザント・バレーに迷い込んだ北部出身の若者たち。折しも村は百年祭で賑わい、彼らは村長や異常に陽気な村人たちから歓待を受けるが、不気味な空気が漂う。不審に思った若者の1人が、「プリーザント・バレー。1864年北軍の虐殺に遭い、ここに全滅す」と刻まれた石碑を発見する。なんとここは、北部軍によって村民2000人が虐殺された村であり、村民たちはみんな亡霊だったのだ。若者たちは一人また一人と、妙に陽気な亡霊たちの餌食となっていく・・・。







このタイトル...

 

最初、”狂人”という言葉が差別用語に当たるからとマニアックに変えられたらしいです。

 

マニアック=狂人の方が失礼だと思うんですけどね。

 

マニアック2000だと、2000年っていう意味だと思ってしまいます。

 

ネットでは、2000人の狂人でしかほとんど引っかかりません。

 

その方が合ってますね。

 

本当に狂った2000人が殺しまくる話ですから。

 

スプラッター映画のさきがけともいわれる作品らしいです。

 

この低予算な感じ。

 

B級ホラー好きにはたまらない作品でしょう。





スプラッター描写は鮮やか。

 

腕がもげたり足がもってかれたり。

 

明らかに人形にしか見えないところもご愛嬌。

 

当時にしてみれば斬新だったのではないでしょうか。

 

この古さが今見ると新鮮です。

 

残酷さもあります。

 

ただ、安っぽくて血もケッチャップ感丸出しなので非現実的なのがたまに傷。

 

それでも、ホラーファンの中でカルト的人気があるというのも分かる気がします。

 

これを好きだと言う人の方が私は狂人だと思いますけどね。





問題は、ストーリーと演出のひどさ。

 

スプラッター描写以外のところが、全くなってません。

 

おかげで悲鳴の中、信じられないくらいの爆睡をいたしまして。

 

しょうがなく2回見たわけですが。

 

ダラダラといつまでも殺さないように時間稼ぎをするので、「早く殺せよ」と私が狂人になってしまいます。

 

出てくる女性は巨乳が多く、いい眺めですが....

 

声からすでにバカそうです。

 

というか、ホラー映画は大体そんなものですが基本的に警戒心のない方々ばかりです。

 

だから、感情移入は基本的にできません。

 

2000人の狂人たちは、なかなかいい狂いようでした。

 

とにかく元気。

 

やたら明るいカントリーミュージックが怖いくらい殺人を加速させます。

 

亡霊たちが戦争の復讐をするという非現実的な話に見えますが。

 

そうでもない気がします。

 

戦争自体、その程度で行われているのではないかと思ってしまうのです。

 

変な言いがかりをつけて、自分たちの感情の赴くままに争う。

 

絶対、監督にそんなメッセージはなかったと思うけど。

 

戦争の傷跡って何年経っても消えることはありません。

 

形が変わっても、やったりやり返したりの繰り返しかと思うとゾっとします。




嫌なことがあったら殺る。

 

そんなことできたらどんなに楽か。

 

最近の私は、心の斧を振りかざすだけに留めています。

 

当たり前か。

 

しかし、次も連絡先聞かれたらヤバイな。うん。

ちぶ~的ソンチョー度5

村長のあの変な髪型を尊重しないといけませんね。