ホラー映画さえあれば!

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居酒屋ユウレイ「コックと泥棒、その妻と愛人」

 飲んで忘れようキャンペーン実施中。

 

今日も居酒屋で恨みを晴らします。

 

悪口言い過ぎて、化けて出るかもしれません。

 

生霊のパワーって死霊よりすごいらしいですから。

 

実際には関わりたくもないので、スピリチュアルな力で懲らしめたいと思います。

 

魔女風にヒヒって笑ってやるんです。(サスペリア2を見た影響です。)

 

楽しみです。

 

私、居酒屋好きなので。

 

そこら辺のレストランより料理がおいしかったりしますから。

 

居心地いいし。

 

安くて好みの味付け。

 

要は、のんべぇなんですね。

 

「コックと泥棒、その妻と愛人」のレストランのような高級料理は、できれば家で食べたいですね。

 

あの雰囲気は、肩凝っちゃうので。

 

まぁ、この映画ではレストレンで物凄い横暴をはたらくので肩苦しいもなにもないですが....

コックと泥棒、その妻と愛人

あらすじは....

暴力的な大泥棒のアルバート(マイケル・ガンボン)は、今夜も自らが経営するフレンチ・レストラン"ル・オランデ"を訪れていた。グルメを気取っているものの味が分からず、他の客にも粗暴な振る舞いをするため、フランス人シェフの(リチャードリシャール・ボーランジェ)はアルバートを嫌っていたものの、恐れから追い出すことはなかった。アルバートの妻ジョジーナ(ヘレン・ミレン )は夫から虐待されており、彼女も夫を恐れていた。やがてジョジーナはレストレンの常連である本屋で学者のマイケル(アラン・ハワード)に惹かれるようになり、二人はレストランのキッチンで逢引するようになるが.....

 

ピーター・グリーナウェイ脚本・監督作品。

 

この人を知らない。

 

この作品が初めて。

 

レンタルビデオ屋ですでに異様な雰囲気を放っていたパッケージ。

 

「ポゼッション」と同じで一筋縄ではいかない怪作に違いないと思っていた。

 

ホラーレーダーに狂いはなかった。

 

まさに、あっちゃんならぬ「グッちゃん、カッコイイ!」な私好みのグロ美世界であった。

 

受け入れられない人は全く無理な芸術作品。

 

色の使い分けが最高かつ美しい。

 

場所によって色が切り替わるという魅せ方が憎い。

 

同じ、衣装が5色。

 

レストランでは、怒りの赤。

 

トイレでは潔癖の白。

 

厨房では森林の緑。

 

厨房の外では冷酷な青。

 

二人が逃げる書庫は安心を表す茶系。

 

登場する場所が5か所しかないのも面白い。

 

音楽や歌も印象的で物語の中心を担っている。

 

もうこれだけでピーター・グリーナウェイの独創的な世界を味わえる。

 

ストーリーは、聖書やキリスト教を表現している。

 

禁断の愛のアダムとイブは、マイケルとジョジーナ。

 

全てを支配する強欲な神がアルバート

 

印象的なシーンの中にもある。

 

食事を囲むシーンは、最後の晩餐。

 

マイケルとジョジーナが裸で愛し合った後、逃げるシーンは楽園を追放されたアダムとイブ。

 

食欲と性欲は、いつだって破滅のそばにある。

 

ヘレン・ミレンの体を張った演技が凄まじい。

 

少々、しわや垂れた胸が気になるが。(年齢の割に美しいけど)

 

逆にそこが余計、人間の性を丸出しにしているのかもしれない。

 

驚きの結末。

 

愛の果て。

 

今まで見た映画の中でも、トップ5に入りそうなエグイ結末。

 

人間の愚かさを問う作品がほとんどだけど、これは神の愚かさも問いているようにも見えた。

 

悲劇はいつも冷たくて美しいんですね。

 

話して忘れられるうちは、大したことないんです。

 

悲劇を喜劇に変える。

 

そんなユーモアがあったら天下無敵!

 

 

ちぶ~的ティム・ロス度1

そんなに意味のある役じゃない。存在感もあまりない。そして....なんかちっちゃくね?