ホラー映画さえあれば!

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メンタリストの誘い「メフィストの誘い」

海外ドラマの「THE MENTALIST」が大好きで、新シーズンも見たくてうずうずしてる。

 

が、ドラマはどうしても時間がかかる。

 

映画を見貯めしてからじゃないと手を付けれない。

 

毎度、レンタルビデオ屋でドラマのコーナーを行ったり来たり。

 

誘惑と戦っているのだっ。



メフィストの誘い」の誘惑はそんなに惑わされてる感じがしなかった.....

メフィストの誘い」


解説....

パリに暮らす米人文学研究者のマイケルは、フランス人の妻ヘレンを連れ、シェークスピアはスペイン系ユダヤ人だったという自説を裏付けるため、今は図書館になっているアラビダの古い僧院を訪れた。彼らを迎え入れた管理人は一目でヘレンの美しさにほだされ、まるで不安定な彼らの仲を試すように、夜も仕事に没頭するマイケルの助手に若い女性研究員をあてがう……。ゲーテの『ファウスト』を下敷きに、神の僕を偽る誘惑者=悪魔が生身の女性に溺れていく姿を描いた作品。





ファウスト」を知らない。

 

そんな人にこれは厳しい。

 

見てはいけなかったのかもしれない。

 

知っていたらきっと全然違う見方ができただろうと悔やむ。

 

が、知る元気もないのでしょうがない。

 

メフィストが誘う。

 

私にはそんなことより眠気の誘いの方が強烈であった。




壮大な音楽が勘違いさせる。
カルト映画のような難解さをぶつけられるのかと意気込んだのに。
 
進めば進むほど、これは悪魔だのなんだのというオカルト的な話を期待してしまったことを後悔する。
そりゃそうだ。
 
おかしいと思った。
 
だってヘレン(カトリーヌ・ドヌーヴ)に悪魔ポジションらしき管理人が入れ込んでいる時点でおかしい。
 
悪魔なら生娘だろう。
 
この管理人、バルタール(ルイス・ミゲル・シントラ)は熟女を狙う。
 
夫であるマイケル(ジョン・マルコヴィッチ)とバルタールを手玉にとる妻ヘレン。
 
中年の恋沙汰はそれだけでおどろおどろしい。
 
どこもかしこも汚れてる。
 
思惑も下心も計算ずくだ。
 
あんなにも時間をつかったのに、自然の景色や沈黙で半分は失っている。
 
どこか不気味な雰囲気と感嘆してしまう映像美は嫌いではないけど、退屈してしまうのは私の感情が乏しいからか。
 
ばばぁの嫉妬に勝る女としてのプライド。
 
乙女の淡い恋心。
 
いくつになってもおっさんは少年のように女に惹かれる。
 
きっと死ぬまで男と女は求め求められ、拒絶し拒絶されを繰り返す。
 
もちろん一体になることもあるけれど、最初から最後までではない。
 
終わりなき永遠の不一致、たまに一致。
 
浮遊し流れる心。
 
誰も知らない行先。
 
ラストを見ても愛というのは浅はかなのだろうかと思わずにはいられない不思議な余韻が残った。

 

 

ちぶ~的ウホウホ度5

夫役のマルコヴィッチさんがウハウハというより顔がウホウホしてた。なんだかちょっとむかっとしたのはどうしてだろう。