
30歳になってからどうも体の調子がおかしい。
変わり目なのだろうか。
すぐ疲れるし、体調が悪くなりやすい。
今までになかったことが起きる。
この前は、いつもの指輪をはめようとしたら全然はめられない。
原因が全く不明だがむくんでいたらしい。
この肉体の変化に慣れれば以前のような頑丈な体に戻るだろうか。
「肉体の悪魔」の女は、一生戻ることができない闇が見える。
マルコ・ベロッキオ監督作品を初鑑賞。
ラディゲの小説を大胆にアレンジした映画らしい。
もちろん、私はどなたも小説も存じ上げない。
ただ、ツタヤの発掘良品コーナーでこのタイトルに惹かれて借りただけである。
最初っからイミフで不気味。
女の肉体に棲みついたのは一体なんだったのか。
言葉では言い表せない怖さがずっと残る。
純粋なラブストーリーとは言い難い。
きっとこれは、恋愛ホラーなのだ。
官能ロマンらしいが、エロくはない。
確かに主人公のジュリアを演じたマルーシュカ・デートメルスは美しい。
奔放さ丸出しで隠そうとしない裸。
本当にしたらしい驚愕の○○シーンもある。
思わず、ネットで調べたくらい過激である。
それなのに、きっと男性が見ても興奮しないのは相手役の高校生アンドレア演じたフェデリコ・ピッツァリスがフケ顔&キモ顔のせいだけではない。
このジュリアがヤバい女なのだ。
タイトルにある肉体の悪魔の意味。
体を求め合うことでしか愛に触れられない。
いや、本当は触れてもいないのだがそれを認めようともしない。
そんな女には、若くてうぶなアンドレアはちょうどよかったのかもしれない。
高校生にこの女が求めていることが分かるものか。
きっとわかっていないこともわかっていないだろう。
まるで悪魔に憑りつかれているかの如く、女は加速する。
行き場はどこにもない。
誰にも理解できない狂気が危い。
ラストまでみても到達点すら見当たらない場所に行ってしまう。
いや、それが答えだったのだろうか。
ラストのシーンがずっと頭の中で回転し答えを探してしまうのだ。
愛は悪魔のように人の心に棲みつく。
甘く妖しく魅力的。
人は愛に誘惑され、愛に生きようとする。
たとえ、それが悪魔のささやきだったとしても。
そうせざる負えないのだ。
やっぱり人間は無知で愚か。
そして、この映画の本当の意味が分からない私もまた無知で愚かなのかもしれない。
ちぶ~的恐怖の笑い声度5
ジュリアのイヒヒヒヒ~っていう笑い声はわざとだろうか。ああいう笑い方をするおばけとか怪物ってなんかの映画で見た気がする...あと、独り言が多い女も怖いよね。