今日はまさかの気温35度でした。
なんですか、35度って。
お盆終わったんですけど。
まだ夏、やりますか。
帰りは汗で前が見えない勢いです。
こんな日が続いているからでしょうか。
普段なら流せることも気になってしまう。
夏バテはそんなところまで進出するわけです。
「ソナチネ」見て、さらに悪化。
それだけの気持ちにさせる力はありますね。
あらすじは....
北野武の『あの夏、いちばん静かな海』に続く四本目の監督作品。沖縄を舞台に、二つの組の間で繰り広げられている抗争の助っ人として送られたヤクザ幹部の男の結末を描く。組長からの命令により、沖縄にある中松組の抗争の助っ人として舎弟たちと共に沖縄へと出向いた村川。しかし、抗争は収まるどころかますます悪化。事務所を爆破された村川たちは、海岸沿いの空き家へと身を隠すことになる。
売れてないけど海外では評価が高い作品。
キタノ作品はそんなのが多い。
きっと日本人は受け皿が小さいから、受け止めきれない。
映画が日常にある国だからこそ理解できる領域。
キタノ作品はそれだけ難解で入口がせまい。
だからこそ好きなんだけど。
これは、ちょっと私には受け止めきれず。
評価がいいのは分かる。
でも、暑さのせいか理解しようとすると気が遠くなった。
単純に死に向かう映画だと感じればいいだけかもしれない。
「Dolls」の時の色使いは、衝撃だった。
なんて美しく儚いんだろうと、圧倒された。
逆にこっちは、キタノブルー。
余計な色は使わない。
このブルーが憂鬱にさせるんだ。
こっちのポスターも好きで、映画の色を表現できていると思う。
それプラスの冷淡さ。
時々織り交ぜられている笑いがせめてもの救い。
あの変な踊りはマスターしたい。
死に向かう様を見せられても気分がいいわけがない。
当たり前のように死に進んでいくところに、北野の死生観がみえる。
九死に一生を得たからこそ生まれたのだろう。
若いころの北野武を見て鼻血が出そうになった。
こんなにエロかったっけ。
ダンディズム。
危うさといい加減さの共存。
人は太ってはいけないんだなと改めて思う。
北野には、まだ面影ってものがあるからいものの...
時の流れは非常に非情です。
全体的にフワフワと漂っている感じが、空虚さを生む。
でも、少々行き過ぎている気がする。
これでは足りな過ぎる。
未熟さが目立つ。
でも、この後の作品では見られない傾向。
過不足金は、この後に支払ってるんですね。
そう考えると、少しは気が晴れる。
映画はずっと曇か雨だから。
人って天気に左右されやすいんですね。
ちぶ~的寺島進度5
この人がいないと探してしまう。「アウトレイジ」にもいたと勘違いするほどの存在感。