この前、竿灯祭りでありえないファッションをしている人を見て笑いをこらえました。
バカにしているのではなく、本気ですごかったんです。
ファッションの個性って必要ですが、ありすぎるととんでもないことになりますね。
ファッションより、私は映画に奇抜さがほしくなります。
普通だとつまんなくなってきて。
最近は、少しでもつまらないと感じると寝てしまいます。
疲れてるからではなく、脳が反応しなくなるみたいなんです。
でも、奇抜だから面白いというわけでもなく...
分からなくなってきたので。
逆にめっちゃシンプルな題名と健さんに惹かれて、「ザ・ヤクザ」を借りてみました。
あらすじは....
アメリカ人ハリー(ロバート・ミッチャム)はある時、旧友からある助けを求められた。それは、日本滞在中にヤクザ組織の東野組に誘拐された旧友の娘の救出。東野組とビジネスを交わしていた旧友がトラブルを引き起こしたことがその原因であった。また、旧友はハリーがかつて進駐軍兵士として日本にいた頃、彼にある恩義ができたヤクザ幹部・田中健(高倉健)に協力させれば奪還できると判断した。こうして仕方なく日本へ向かったハリー。だが、再会した健は既にヤクザの世界から足を洗っていた。それでも健は義理を返すため、ハリーに協力するのだが…。
なぜ、今まで見なかったのでしょう。
またしても、ツタヤの発掘良品コーナーで知りました。(マジでハズレないこのコーナー)
私は、愚か者です。
無知は時として残酷ですね。
アメリカ映画でありがちなヘンテコ日本描写が最も少ない映画だと思います。
変なのは、娘の日本語のヘタクソさ加減とミッチャムのチャラく聞こえる日本語くらいです。
アメリカ人が作ったとは思えないくらいのジャパン。
そして。
やはり健さんだからこその作品。
野球では日本人が、メジャーリーグに行くと大抵の選手がダメになりますが。
健さんは違う。
アメリカに行ってもホームランを平気で打つのです。
日本が誇る名俳優、高倉健。
これを見ないで何をみる。
ストーリーは、単純明快。
展開も普通で予想通り。
それでいい。
もう、冒頭からヤクザの渋さがたまんなかった~。
男気溢れるセリフ。
義理と人情に厚いからこその行動。
ベタだからいい。
任侠映画で見たことのあるシーンが出てくるだけで、うれしくなる。
一番の見どころは、やはり立ち回り。
健さんが刀を持って戦うシーンは、圧巻。
ビジュアルも最高。
特に、ピストルもった腕がぶっ飛ぶシーン。
ありゃ、名シーンだ。
音もいい。
特に、後半の静かなる怒りと男のプライド。
音も心にも響きますね~。
とにかく、健さんの力が絶大。
「自分、不器用ですから」キャラは、ここでも健在。
心の内に秘めた気持ち。
余計なことは、やっぱり話さない。
それが男ってもんですから。
でも、英語は結構話せます。
ずっと渋い。
かっこよすぎる。
キーポイントになる役で出演している岸恵子もいい。
昭和の女って感じがエレガント。
日本人俳優がうますぎて外国人俳優の演技が霞んでいた。
日本人は、英語が堪能だったら演技力では勝ると痛感。
言語の壁は、今でも高いですけどね。
今作で気づいた。
結構、任侠映画とか時代劇系が好きな自分に。
小さいころ、祖母の影響で時代劇に熱狂していたし。
親は、任侠映画ばっかり見てたし。
昔の記憶が甦る。
懐かしさが名作にするということもありますね。
うん。
なんだか、無性に暴れん坊将軍をみたくなってきたぞ。
ちぶ~的タランティーノも好きなの?度5
アメリカ人がかなり好みそうな作品。日本人のツボも押さえている!でも、刀って普通にそこらへんにないよね...