髪がウザイと思う季節。
ショートなのに、ちょっとでも伸びると邪魔になる。
カットしてから3か月。
切りたくてウズウズ。
予約の電話をかけたら、明日から担当の人は休みだと言われる。
今からならいいと言われ、速攻行った私。
いつもなら対応しない。
だけど、もう限界だったんだ。
髪を切ってサッパリしたくて。
女は髪が命というけれど、髪の毛を切って気持ちの切り替えができそうだと思うのは男性も一緒じゃないでしょうか。
髪の毛みたいに、バッサリ切って過去とおさらばできればいいのですけど。
「穏やかな暮らし」のように、人生はそうはいかないんです。
あらすじは...
非情の掟に生きる父子の宿命と悲哀を抑制のきいたタッチで描きだす骨太イタリアン・ノワール。ドイツの田舎町でホテル・レストランを営むロザリオ(トニ・セルヴィッロ)は、妻と幼い息子と満ち足りた暮らしをしていた。しかしある日、2人のイタリア人の若者ディエゴとエドアルドが訪れたことで、平穏な生活は一変する。ロザリオは、ディエゴが15年前イタリアに置き去りにした実の息子であることに気づくが―。
イタリア映画って眠いのばっかり。
でも、ギャング映画系はいけるかと思った。
けれども。
耐えられなかった。
目が覚めるような展開なんて期待しちゃいけなかったようだ。
イタリーな眠気に勝てず....
なんでこんなにイタリア映画は淡々としてしまうのか。
メリハリという言葉を知らないのか。
全部こうだとキレそうである。
とにかく、主役のトニ・セルヴィッロ....
シャレた黒沢年雄なのだ。
イタリアでデビューしてたのかっていうくらい似ている。
渋いオヤジってだけで名作臭を漂わせられるのは、年の功ってことか。
むしろ、黒沢年雄にしてほしかった。
だって、イタリアンノワールも日本の任侠映画も大して変わらないもの。
ストーリーは、過去の罪を背負って新しい人生を送っている主人公に焦点があてられているので暗い。
どんより。
いつも曇り。
雷を待っているかのよう。
どこまでもついてまわる過去は、事業自得なんだけど。
やっぱりあのラストは、悲しい。
予想通りなのに、つらい。
最後まで顔色一つ変わってないように見える、ロザリオ。
それは、常に最悪のことを考えて生きていたということだろうか。
なんて切ない人生...
人生、いつでもやり直せるっていうけれど。
ギャングの世界はそうはいかないんですね。
知ってたけどね、みんな。
悪いことはするもんじゃありませんね。
いつ、どこで、その罪が返ってくるかわかりません。
髪の毛みたいに悪いことは、パっと全部消えてくれたら生きやすいのにな~。
ちぶ~的奥さんの気持ちはどうなの度5
もし、旦那に「オレ、元ギャング」と言われた時の驚愕度ったらハンパない。