『ママは殺しに来ないよ!』
宣伝文句に悪意を感じる。
ちゃんと映画を見て考えてるのか?
と、腹立たしい。
正確に言えば、ママが殺しに来るのは主人公ではなく敵だ。
ジャケ画を見ると娘を殺しに来るようにしか見えず、そういう話なのかと思ったではないか。
見てみたら、超いい話。
そして、これはホラーというよりダークファンタジーと言えるかもしれません。
お国事情を上手くホラー要素として取り入れている。
ギャングにさらわれた母親を探そうとする娘。
母を失った日から不思議な体験をする。
少女の繊細な感情や苦しみがひしひしと伝わってきて切ない。
ホラーっぽい描写でありながら、美しい映像は見ごたえがある。
こういう映画を見ると、いつも思うが...
生まれた国で全然違う人生が待っているという不公平。
それって、とても不条理だし不運の一言で済ませたくない。
それでも、そこで生きていかなければならない。
これをハッピーエンドと言えるかは分からないけれど...
ちょっと救われる結末で心が温かくなりました。
ちぶ~的邦題がひどい度5
このタイトルはないわ~。絶対映画見てないと思うんですよね。
本日紹介した映画は...
ザ・マミー (2017)VUELVEN/TIGERS ARE NOT AFRAID 監督 イッサ・ロペス
あらすじは...
11歳の少女エストレヤは、ギャングにさらわれ行方不明になった母親を捜すため、家を出る。その日から彼女は死者たちや言葉を話す人形など不思議なものを目にし、母の声や気味の悪い声が聞こえるようになる。ある日、ギャングの一員のカコが何者かに殺害され、エストレヤの耳に再び母の声が聞こえた。(Yahoo!映画より引用)