昨日、一日facebookにログインできなかった。
そんなに頻繁に利用はしていないものの、ログインできないと気になってしょうがない。
挙句の果てにパスワードを忘れる始末。
パスワードの再発行依頼をしても返信がこない。
何度も間違えると、今度は24時間はログインできませんとか言われる。
短気の人には向いていないシステムである故。
大いにイラついた。
ネット社会の今、アカウントやらパスワードで支配されている。
もう、たくさんありすぎて覚えられない。
こういう時、がんじがらめの世界に嫌気がさすのだ。
オエっとな。
人はどうだろう?
アカウントもパスワードもない。
簡単に入り込める。
でも、本当にそうなのだろうか。
まさに現代社会の闇を見た気がした「パレード」
これは、いいところを突いている。
あらすじは....
映画会社勤務の直輝(藤原竜也)、イラストレーター志望の未来(香里奈)、フリーターの琴美(貫地谷しほり)、大学生の良介(小出恵介)たちは、2LDKマンションで共同生活を送っていた。それぞれが不安や焦燥感を抱えながら、怠惰な共同生活を続けていたが、男娼のサトル(林遣都)が現われたことで変化が起こり始め……。
以前、寮で同僚(女ね)と共同生活をしていたことを思い出した。
私の場合は、一番仲の良い人と住めたのでラッキーだったが。
普通は選べないらしい。
それって怖い。
一緒に住むってことはそれほど大きな意味を持つと思うからだ。
私の場合、仲の良かった同僚だったのにも関わらず友情は最終的には破綻した。
当時は、もちろん私の中では大切な友人の一人だと信じていた。
離れていてもそれは変わらないと....
でも、それは私だけだった。
今思うと、彼女にとってはその時必要だったから親しくしてただけ。
もしかしたら、お互い都合よく付き合っていたのかもしれないとも思う。
結局、彼女の本質はつかめなかった。
だからだろうか。
この映画が怖いと思うのは。
人は、結局付き合っていく相手に幻想を抱き都合よく解釈しようとする。
自分を守るために。
自分以外の他人を理解しようとするのは不可能に近いから。
それだけではない。
寂しさから生まれる依存。
人は、人と生きていくのは避けられない。
人という宇宙人と向かい合う恐怖が常にある。
自分は、どこまで他人と正直に向かい合えてるか思わず考えてしまう。
本当の自分ってなんなのか。
他人から見た自分ってどうなのか。
少なくとも自分は、周囲の人に恵まれていると思う。
全体的なたるみとラストの回収の無理やり感は否めないが、現代に警鐘をならす風刺作品としては良い。
夜、おばけがいないか周りを見渡すようなホラーより、自分は大丈夫だろうかと胸に手を当てる方がよっぽど怖い。
いや、でも本当におばけが出たら怖いんだけどもね。
ちぶ~的ほのぼの度5
何かが起きるまでの和気藹々に騙されるべからず。