みなさんは、映画を見る際の作品を選ぶ基準ってなんですか?
私は、自分の好きなジャンルから攻めるタイプ。
たとえ、有名な俳優が出演していなくてもストーリーが面白そうなら見ます。
だから、ある日気づくんです。
めっちゃ偏ってることに。
特に感動系ストーリーは、ほぼスルーしてしまうので。
見るものがなくなったら、避けてたものを見るようにはします。
色々見ないと比べられないから。
でも、やっぱり嫌いなんですよね~。
嫌よ嫌よも嫌よなんですよ、私は。
「グエムル -漢江の怪物-」は、一見反米感情むき出しに見えますが。
なんだかんだ言ってアメリカ好きじゃんとも思いました。
あたすじは....
ソウルを流れる大河の漢江(ハンガン)に、謎の怪物“グエムル”が現れ、次々と人を襲う。河川敷で売店を営むパク家の長男カンドゥ(ソン・ガンホ)の中学生の娘、ヒョンソ(コ・アソン)も怪物にさらわれてしまう。カンドゥは妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)らとともに病院に隔離されていたが、携帯電話に娘からの連絡が入ったことから一家で脱出を試みるが……。
この人に、ハズレはありません。
不自然になりがちで避ける傾向にある怪物映画さえもためらいなくやっちゃいます。
でも、これは正統派じゃありません。
今回は、B級ぽくてブラックな笑いがちりばめられてて....
いつも違う魅力を見せてくれる。
つっこみどころ満載ですが、やはり嫌いにはなれません。
反米性が冒頭から出ているけど。
あのでっかいなまずちゃん(グエムル)は、海外の会社で製作しちゃってる。
その会社は、ニュージーランドだけども、ハリウッド映画とおんなじことしてますね。
冒頭でも、アメリカ人が一緒になまずちゃんを倒そうと手伝ってくれようとしたり。
いまいち、悪人にしきれてないような。
というか、断ち切れないんでしょうけど。
嫌いだけど、憧れちゃってます感が映画にも反映されてて......
クラスの女子に恋してる少年のやんちゃな恋心と似てると思いました。
そこんとこが、日本人にはうまく伝わらないから日本ではコケたのかもしれません。(韓国では大ヒット)
とにかく、このハチャメチャが狙ってのことなのか想定外なのかわかりませんけど。
まず、あんなの出てきたら軍隊を活用してほしいですね。
なんのために韓国には兵役があるんだよということになっちゃいます。
自国の無力さも表現したかったのかもしれませんがね。
ド素人の中年のおっさん一人が戦えちゃうレベルだったら、そもそもあの大惨事ににはならないしねぇ。
なまずちゃん、もっと成長させてでっかくしないと。
それとも何匹もいたってことでしょうか。
それこそ、国は何をしてんだって話になっちゃいますね。
反米よりも反韓が高まってしまいましたけどね、私は。
でも、泣き落としでラストを持っていかないところは、さすがですね。
ポンさんのそういう偽善にはしないところが好きなのです。
だからこそ悔やまれるなまずちゃん....
反米なのならば、そのアメリカと同じ手を使うのではなくオリジナルでいけばもっと怖くなったと思うのですが。
憎み切れないちょっとかわいいなまずちゃん。
それが、もし狙いだとするならばポンさんに勝てる日は来そうもありません。
ちぶ~的ソン・ガンホ清潔感度ゼロ
何をやっても汚いおっさんが前提な気がする。すごい人なんだけどね.....