⭐️初歌舞伎!
私が住んでいる田舎にも歌舞伎が来る〜!
ということで、初参戦してきました。
「十八世中村勘三郎 十三回忌追善 中村勘九郎中村七之助春暁歌舞伎特別公演2024」
いつもは映画の記事を書いてますが、せっかくなので歌舞伎の感想を今日は綴りたいと思います!
歌舞伎は、今まで一度も観たことがありませんでした。
伝統芸能に一切興味がなかったので。
でも、年を取るにつれて段々興味が出てくる...
それはなぜでしょうか(笑)
外国人が日本と言えば...
で、出てくる一つが歌舞伎だと思います。
日本人の私がそれを知らないなんて本当は恥ずかしいのでは?
と、思いずっと観たかったのですが...
歌舞伎と東京で見るなんてハードルが高すぎる!
そう思っていた矢先、地元で歌舞伎の公演があることを知りました。
全く何も分からない状態で、何も知らない私がやっと「歌舞伎」に挑戦できたのは一緒に行ってくれる友人がいてタイミングも良かったからだと思いますね。
⭐️まさかの中村勘九郎が体調不良!
公演の何日か前から、中村勘九郎が体調不良で七之助が勘九郎の役も代役で公演していると知りました。
私は、どちらでも良かったのですが一緒に行ってくれた友人がレアだから観た方がいい!とのこと。
確かに、こんなことは二度とない気がします。
だって何十年も女役をやってきた七之助がいきなり男役をやる!
発声だって全然違うはず...
そんな貴重な公演を見れたのは逆にラッキーだったと多いますね。
ちなみに、私が見に行った日が多分最後の一人二役の日。
初めての歌舞伎は、まさかの中村七之助一世一代の賭けをした一人二役の舞台だったのです!!
⭐️言葉も内容も意味不明
事前に全く何も調べていなかった私は、言葉も聞き取れず意味不明でした(笑)
よく分からないけど、喜怒哀楽だけ分かる。
きっと外国人が見ているのと同じシチュエーション(笑)
それでも独特な台詞回しと美しい踊りに魅了される。
なんだかとっても不思議な空間でした。
声かけを最初のトークコーナーでもお願いされましたが...
初心者には絶対に分からない(笑)
おじさんが「よっ!中村屋!」とか言ってくれるから辛うじて拍手もできる。
それくらい難しいと思います。
敷居の高さはやっぱり感じましたね。
⭐️演目のそれぞれの感想
一.トークコーナー
中村七之助と中村鶴松がアナウンサーと一緒に登場して質問コーナーがありました。
歌舞伎に関することじゃなくてもOKということで、お肌のことダイエットのこと等々。
堅苦しい歌舞伎のイメージを払拭するかのようなコーナーでしたね。
私的にはフジテレビのアナウンサーの方がとても上品で素敵な方でした。(名前覚えられなくてすんませんw w)
二.若鶴彩競廓景色 長唄囃子連中
一番最初はダブルカップルの舞で、二番目がおじさん二人の小競り合い(笑)
最初の舞でかなりの眠気に襲われました...
なぜなら、美しいし穏やかで貧血の私にはヤバいくらいの癒し効果が...すみませんw w
その後のおじさん二人の掛け合いは面白くて楽しかったです!
年をとっても仲良くできる友達がいるっていいです。
歌舞伎の言葉が余計に滑稽で可笑しかったです!
三.舞鶴五條橋 長唄囃子連中
トークコーナーで、中村七之助が代役を立てることを数日?前日前に決めたと話していて衝撃!
休むという選択肢はないから、自分が二役をやってでも続ける!
という強い意志は、まさにプロ根性!
本人も言っていたのですが、やはりいきなり男役の挑戦をするのはかなりの苦労が伺えました。
もう、意地なんでしょうね。
できるかできないかじゃない。
やるんだよ!という精神。
誰かに言ってやりたいわ...
それを知ってから見るとさらに迫力を感じましたね!
登場した瞬間、会場もテンション上がりましたよ。
別人のはずなのですが、中村勘九郎そっくりで...
むしろ黙って二役やってもバレなかったかもなぁと(笑)
それだけ違和感なし!
声は後半枯れてましたが、熱意というか意地というか...
歌舞伎役者の底力を見ましたね!
弁慶と牛若丸の争いのシーンは、ものすごいアクティブで常盤御前の時とは全く違う動作!
運動量にも差がありすぎて、相当疲れただろうなと思います(笑)
文句なしで素晴らしかった!
会場も演目が終わっても拍手が鳴り止みませんでした。
⭐️次は狂言だ!
今回、すごい勉強になりました。
ホラー映画ばかり見てますが、ある意味歌舞伎だってホラー要素あります。
心配する母親と、結局を人を斬ろうとする息子w w
人間の好奇心とか欲望は誰にも止められない。
他の演目で、ホラー要素ありそうなものがあったら誰か教えてください!
私は昨日の記事でも語ったように、野村萬斎が来るので次は狂言を見に行きたいと思います。
次回は、もっと前の席が取れたのでより一層楽しみであります!
そもそも狂言が何か...
調べたら...
「狂言の演目は、一般的には日常生活や風刺、寓話などを題材としている。動物や化け物などのキャラクターが登場し、非常にエンタメ度が高い!」
とのこと。
ただ、狂言の演目は難解すぎるので演者が解説することもあるらしい。
じゃぁ、意外とイケるんじゃね?
ということで、狂言も見に行ったらレビューしますね!
それでは!そなたもびょうびょうしようぞよ〜!