朝、一応化粧をする。
特に夏は紫外線カットのために。
そしてチャリを漕ぐ。
着いた瞬間、汗が止まらない。
化粧がその時点で半分は落ちている。
午後には化粧が浮いてるし。
帰る頃にはもう落ちてますよ。
夏は、時間によって顔が変化してる気がする。
これも夏の風物詩でしょうか。
「雪之丞変化(1963)」は、まさに日本を感じさせる作品。
巨匠、名優が揃った豪華な作品。
日本の美。
日本人の心。
和を感じさせる世界観。
色つやがきらめくエロティックな時代劇。
歌舞伎のようなセリフ回し。
それだけでも見る価値はある作品。
ストーリーや展開を楽しむというよりは、この世界観に浸る作品なのだと思う。
俳優の使い方は、本当に贅沢で一瞬も見逃せない。
私は最後までニ役だったということに気づけなかった。
歌舞伎を思わせる口調は、聞いていて楽しくクセになる。
そして、ここにも若尾文子。
この人の美しさは、もはやこの世のものではない。
ただいるというだけでそこに舞い降りる色香。
女形の格好をした雪之丞(長谷川一夫)と浪路の逢引シーンは、外見はレズビアンのようなエロさと内に秘める男と女の情愛が混じり合い、最高にエロティック。
健気な若尾様を見るだけで女の私でもうっとりすることしかできないのです。
山本富士子姐さんのべらんめぇ口調は、ちょっと無理があったような気もしますが勝気な姐さんもやっぱり好きでした。
雷蔵様もかわゆくて、ほのぼの。
圧巻の大作力でした。
すべてが日本。
どっぷりの和の世界。
着物もしぐさも言葉も、昔からある日本人のもの。
それなのにどこか新しさも感じさせる。
ザ・日本の映画。
日本人なら見て損はない。
ちぶ~的超変化度5
こんなに化粧で変わるなんてすごすぎ!化粧してもあまり変わらないと評判の私はその化粧技術を学びたくなりましたよ。