『ハリウッド黄金時代へ捧げたシュールなラブレター。』
私、タラちゃん映画が実は得意ではない。
基本、ダラダラしていてテンポが悪い。
あの長さを妙に感じてしまう演出が苦手。
映画マニアが自分の趣味のためにつくってる感もあまり...
何よりも、タラちゃん映画を好きだと言えば映画スペックが高いみたいな風潮が一番嫌い(笑)
※超個人的な意見なので流してください(笑)
唯一、彼の作品で好きなのは「キル・ビル」だった。
でも、これを観て久々に面白い!って思えた。
多分、それは私もこの時代の映画が好きだからかもしれない。
シャロン・テート事件を上手く取り入れていたところはさすが!と、素直に思えました。
この作品でブラピはアカデミー賞助演男優賞を受賞。
なぜ獲れたのか?
映画を見てすぐ納得した。
ブラピはイケメンが故にほとんど主役を演じてきたと思うが、この作品では完全にレオの助演に徹していた。
しかも主演とは違う魅力を発揮しながら、しっかりとレオをサポートし引き立てている。
ここまでできる俳優だったとは!
と、してやられた気分になった(笑)
ブラピは、きっと見た目のせいで得もしてきただろうが....
結局、それと同じくらい損をしてきたのではないか。
皆、見た目に惑わされて彼の本当の実力に今まで気づけなかっただけでは?
と思う。
それをいち早く見抜いていたのがタラちゃんだとしたら、やはりすごい監督なのだなと素直に思わざるをえない。
とにかく、この作品はハリウッド黄金時代を華やかに描いていて見ているだけで楽しい。
ファッションもダンスもセリフもあの時代だからこそ。
特にシャロン・テート事件をあの時代の象徴としてエンタメ化したところは、映画ファンも納得の面白さだと思う。
他の作品では気になってしまうダラダラ具合も、ここだとすべてが心地よく感じた。
皆思ったと思うが、レオとブラピの共演はとにかくゴージャスでたまらなく嬉しかった。
是非是非、また二人で共演してほしい。
そして、また傑作を生み出してほしいものですね。
ちぶ~的タラ度5
確かにこれはタラちゃんにしかできない作品だ。オマージュ好きなタラちゃんの本領発揮でしたね!
本日紹介した映画は...
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド (2019)
ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD
- 監督 クエンティン・タランティーノ
あらすじは... - 人気が落ちてきたドラマ俳優、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、映画俳優への転身に苦心している。彼に雇われた付き人兼スタントマンで親友のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、そんなリックをサポートしてきた。ある時、映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)がリックの家の隣に引っ越してくる。
(Yahoo!映画より引用)