一昔前に流行った「負け犬」という言葉。
女性が30歳以上で未婚で子供がいなければ世の中は生きにくい。
新しい場所に行けば、必ず結婚をしているか、もしくは恋人がいるか、子供がいるか...
年齢もそうだが、女性はその情報で女の価値を決めるような風潮があったりする。
それがとても面倒くさいのだ。
負け犬でいいのだけれど、詮索されるのが鬱陶しくて仕方がない。
そんなことを知るよりも自分のことを見つめた方がいいじゃないかと思う。
やっぱり私は自由に生きたい。
そういう性分だから放っておいてくれと思う。
「レザボア・ドッグス」みたいな状況は干渉しないと自分の身が危険だからしょうがないけどさ。
映画好きはタランティーノが好き。
みたいな風潮が嫌いである。
そんなに詳しくない人でもタラちゃんが好きと言っておけばOKみたいな感じも非常に不愉快。
だって映画ってただの好みだから。
タラちゃんの映画であろうとなかろうと好き嫌いがあって当然。
故に私はタラちゃん映画で本当に好きだと言い切れるのは意外にも「キル・ビル」シリーズだけだったりする。
他のは嫌いではなく普通なのである。
きっと非難必至だろうが本当なので仕方がない。
だけれども。
この「レザボア・ドッグス」は「キル・ビル」シリーズの次に好きかもしれない。
あの音楽。
あのオープニング。
あの男くささ。
これは、素直にかっこいいと拍手したい。
(今更だけど)
これが初監督作品だなんて信じられない。
完成度が高い。
高すぎる。
ハイクオリティに酔う。
音楽が流れ、男たちが登場する。
スーツに身を包みコードネームで互いを探り合う男たち。
裏切り者は誰だ。
と、展開していく緊張感にマドセン兄貴の鋭さが非常に色っぽい。
私、「スピーシーズ」シリーズが彼の代表作だと思っていた。
違うな。
こっちだったんだなと今頃気づく。
全編、任侠映画のようなかっこよさ。
もうこのデビュー作ですでにタラちゃんの映画愛が満タンに詰め込まれている。
閉鎖的な会話劇から追いつめらていく様はロクデナシな奴らだからこそ成り立つ。
映画オタクのエキスがたっぷり。
そして、この面白さはオタクでもオタクじゃなくても堪能できる極上のB級サスペンスアクション。
いまいち、タラちゃんの波に乗り切れない人はこの作品から始めてみるといいかもしれません。
ちぶ~的誰!?度5
裏切り者は誰なのかが最初は気になったが途中からどうでもよくなった。そんなことよりカメラアングルや展開がとにかくスリリング!このビジュアルは大好きです!