『秋田県民が誇れる映画です!』
全編秋田ロケの映画が生まれた。
映画好きの私でも秋田が舞台になっている映画をあまり知らない。
隣県の山形県ではたくさん素晴らしい映画が生まれているというのに...
秋田県人の映画好きにとっては、それがとても悔しく羨ましく...本当に寂しく思っていたのだが、今回その想いが報われたように思う。
「デイアンドナイト」。
善と悪はどこからやってくるのか。
人間の死ぬまで続く永遠の課題。
それが、この秋田で描かれていた。
自分が毎日意識せずに生活している場所が作品の中で動く。
それって、なんだかとても不思議だ。
物凄く遠くで起きているはずのことが、地元を感じると急に身近になる。
この映画は、映画なのにまるで自分のことのように感情移入できてしまった。
だからなのか、善人にも悪人と思われるキャラクターにもスッと素直に受け入れることができたのである。
表と裏。
光と影。
そして、善と悪。
それらは、やはり表裏一体なのだと思う。
善があるから悪がある。
悪があるから善がある。
どちらもなくては成立しない。
同じ手から生まれるものは、正しいのか間違っているのか…
答えはいつも不透明。
一番間違っているように見える人物が主人公にぶつける"真実"。
あの言葉が答えを握っているのではないか。
皮肉でも、それがこの世の中なのかもしれない。
人間は脆く、愚かで儚い生き物だ。
風のように流れ、たどり着く場所を知らない。
そして、常に孤独が付きまとう...
だから、愛を探し誰かを愛そうと求める。
それは、きっと愛がなければすべてが無意味だと本能で知っているからなのでしょうね。
玉ねぎとお金。
全く違うようで同じ行先。
エンドロールの歌声と共に、余韻までこれからずっと心に残るであろう素敵な作品でした。
上映後の舞台挨拶では、監督の藤井道人さんと安藤政信さん、阿部進之介さん、山田孝之さんを生で見ることができました!
清原果耶さんはインフルで欠席ということで残念でしたが...
私たちのすぐ近くを通り、目の前が阿部進之介さんだったので超大興奮(笑)
生で見てもカッコイイ!
「キッズ・リターン」の時からファンだった安藤君は、顔が小さくて細くて超絶カッコよかったです!
本当に存在するんだと衝撃を受けましたよね(笑)
主演の阿部進之介さんやプロデューサーの山田孝之さんは、特に秋田に対する思い入れが強いのが伝わってきてとっても嬉しくなりました。
秋田県人としても誇りに思える作品を創ってくださり、心から感謝したいと思います。
秋田の皆さん、絶対に見に行ってください!
秋田じゃない皆さんもぜひ、ご覧ください!
最後に...
サービスで撮影OKタイムがあったので写真は連写しました(笑)
「デイアンドナイト」応援してます!
公開は1月26日からですよ~
秋田の香りを楽しんでください〜
ちぶ~的秋田度5
あんな場所があんなにシャレて映るとは!という衝撃が半端ない。あと、エンドロールは見たことのある名前がたくさんあるので秋田県人は最後まで席を立ってはいけません!
本日紹介した映画は...
デイアンドナイト (2018)