『秋田ネタとエロの狭間で...』
あの柄本佑が主演で秋田で映画を創ってくれるとは!
もうそれだけで秋田人としては感無量!
意気込んで劇場で鑑賞しましたが...
さすがに18禁な内容だったのでちょっと恥ずかしくなった...
だけど、いやらしさというよりは人間の本能を描いていた気がする。
何よりも瀧内公美さんという素晴らしい女優さんがこの役を演じてくれて感謝しかありません。
もう秋田ネタ満載。
セリフも場所もかなりローカル。
会社の近所があんな使われ方をするなんて思ってもいなかったので苦笑(笑)
何よりも柄本佑の秋田弁がひどい(笑)
あれは、むしろコメディでしたよね~。
いやらしくはないけれど、終始エロ。
食とエロと睡眠で物語は進む。
人間の欲望の原点そのものだ。
途中にいちいち入る震災ネタは個人的には不要に思う。
無理やり付け足しているようにも見えた。
ただ、秋田人として共感できるセリフがあってそこは救われた気がする。
なぜ結婚するのか。
子供が欲しいからか。
条件がいいからか。
特に秋田に住んでいる女性にとって結婚は生きていくための術になってしまう人もいる。
だって、仕事もないし収入だって低いんだもの。
きれいごとなんて言ってられないのだ。
でも、結局は愛なんですよ。
それがなかったら何も成り立たない。
価値だって見いだせない。
欲望を素直に追及する二人に完全に共感することはできないけれど...
愛は変わらずに二人の間にはあったと思う。
愛に形はない。
正解も不正解もない。
そういう視点から見ると、とてもロマンチックな愛だなと思ってしまいました。
ちぶ~的秋田愛度5
舞台挨拶で秋田に来なかったのは、内容が18禁だからだろうか(笑)それともひっそりやっていたのかな~。
本日紹介した映画は...
火口のふたり (2019)
- 監督 荒井晴彦
- 東日本大震災から7年目の夏、離婚し、再就職先も倒産してしまった永原賢治(柄本佑)は、かつて恋人だった佐藤直子(瀧内公美)の結婚式に出るため郷里の秋田に帰省する。久々に再会した賢治と直子は、ふとしたきっかけでかつてのようにお互いを求め合う。
(Yahoo!映画より引用)