GW中に立ち寄った新潟にある映画館、新潟・市民映画館シネ・ウインド 。
さすがに会員にはなれず、一般料金の1800円を支払った。
正直、高いと思ったけれど...
GW中ということもあり、上映後にトークショーがあることを着いてから知った。
同じ新潟を舞台にしたドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」の監督である時田美昭さんがゲスト。
すごい貴重な機会に恵まれてラッキーだった。
新潟県の魅力を語ってくださり、さらに作品についていろいろと考えさせられたのである。
時田監督の作品もぜひ見たいと思ったが、秋田では公開がないと思うので非常に残念。
帰りに、「夢は牛のお医者さん」のチラシをもらい「風の波紋」のパンフレットを購入。
非常に充実した時間を堪能できて幸せであった。
そして、ふるさとである秋田が無性に恋しくなったのである.....
ドキュメンタリー映画ってのはどこか苦手である。
嘘くさかったり、きれいごとだったりするから。
だが、この作品にはソレがない。
みんなが笑顔。
みんながみんなと生きている。
誰もが真摯に現実と向き合っている。
舞台は越後妻有の里山。
都会から移り住んだ木暮さん夫婦の生活が印象的だ。
茅葺き屋根を修繕して住み、自給自足から生まれる食材を食し生活する。
信じられないくらいの雪が積もり、私には想像もできないくらいのアナログさ。
そんなところでは、一人では生きていけない。
みんながみんなを支えて、生活をしている。
だけど、それが至って普通のことなのだ。
新潟にも地震があった。
地震で傾いた家を前にしても木暮さんは、偽善ぶることはひとつも言わない。
まず、直してみよう。
だめだったらその時はその時。
という精神が爽快であった。
悲しむより先に行動。
復興ってそういう強さから生まれるんだなぁと思ったり。
人は、何かを犠牲にして生きている。
それは動物もそうだけれど。
個人的にはヤギの角を焼くシーンが非常にホラーであった。
でも、そもそもこの世の中ってそうやって成り立っている。
それを象徴する重要なシーンだったように思う。
弱肉強食なこの地球で、生きていく上では当たり前のことなのだから。
新潟で新潟の映画を観る。
新潟で新潟を知る。
そして、自分のふるさとを考えるのだ。
なんて贅沢で至福な時間。
行ってよかった。
新潟・市民映画館シネ・ウインド さん、ありがとうございました
映画の本がたくさんある入口もとっても素敵でした。
皆様もぜひ、新潟に立ち寄った際は行ってみてください!
ちぶ~的新潟度5
新潟は新潟でも住んでいる場所でこんなに生活が違うとは!と、同じ新潟県民でも思うからもしれない。県外の人も県内の人も学ぶことが多い作品だと思います。