『フィギアスケートの裏社会を知った気分。』
本当にあったナンシー・ケリガン襲撃事件。
事件に関わっていたトーニャ・ハーディングを私は知らない。
女子選手としてトリプルアクセルを成功させた史上2人目で初のアメリカ人だそうだが...
正直、それよりも伊藤みどりが一番最初ってところの方がびっくりした(笑)
事件の真相は、本人たちの証言なので本当のところは分からない。
今までずっと悪者扱いされてきたトーニャ・ハーディングにスポットを当てたこの作品は、フィギアスケートファンから見たら特に興味深いのではないだろうか。
私は、母親がフィギアスケートが大好きなのでテレビで一緒に見ることが多かった。
技術面だけではなく見栄えというものが大きく影響する、華やかなスポーツというイメージが強い。
特に、採点方法は素人には分かりにくくいつもグレイ。
個人的には、見ていて納得がいかない点数がつけられていることが多い気がする。
だから、フィギアスケートの世界で、どんどん反発してキレていくトーニャに同情してしまった。
ハッキリとは分からない理由で、負けだと言われる。
努力では得られないようなものを求められ絶望する。
センスとか見た目の良さを求められるってスポーツというより芸術なのだろう。
選手だって人間だ。
勝つためには、どんなことだってする!
という競争心が招いてしまった悲劇。
スキャンダルは誇張され、すべてを奪う。
これは怖い怖いお話。
この映画を見てから、なんだかフィギアスケートの試合の見方が変わってしまった気がしますね(笑)
ちぶ~的トーニャ度5
確かに競技人生の中でつらいことも多かったと思うが...なんだかんだで乗り越えていたトーニャの強さに圧倒されました。
あらすじは...
貧しい家庭に生まれ、厳格な母親ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)に育てられたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。フィギュアスケートの才能に恵まれた彼女は、血のにじむような努力を重ねて、アメリカ代表選手として1992年のアルベールビル、1994年のリレハンメルオリンピックに出場する。ところが、元夫のジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人がトーニャのライバルだったナンシー・ケリガンを襲い、その後彼女はフィギュア界から追放されるが……。
(Yahoo!映画より引用)