賛否両論の作品。
でも、私はダーレン・アロノフスキー監督の作品だから予想範囲内でした。
確かに意味不明とも言えるんですが、この意味不明さは面白さを引き出せると思うんですよね。
この作品は、何を語ってもネタバレな気がするので予備知識を入れたくない方は読まないでください。
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創造者 夫 =神
創造者の妻=聖母マリア??
なのかなぁと解釈したんですが、皆さんはどうでしょう?
最後まで見たら聖書を読んでいるように感じました。
人間を生み出し、人間を愛し続けた神の絶対的孤独。
皆を愛すことで、一番身近な妻の愛を失ってしまう絶望。
愛って美しくて、残酷。
母となった妻の無償の愛。
でも、その無償の愛は無償にはならない。
それが人間の愚かさ。
妻の愛は、歪むと狂気と化してしまう。
自分にとって一番大切な存在である夫を信じることができなくなってしまう弱さ。
どちらにせよ、ただの夫婦の話ではないですね。
ただ、あの繰り返しは神の苦悩...
戦争もその一つと言えますね。
あと、実際に妊婦だった妻を殺されたロマン・ポランスキーの事件が関係しているのかなって思いました。
着想をそこから得たのかもしれませんね。
かなり衝撃的ですが...
この"愛"を体験したら人生が変わるかも!?
お勧めはできませんけど(笑)
見る価値はありますよ!
ちぶ~的母ちゃん度5
こんなにきれいな母ちゃんだからこそ、危うくて見ている方もドキドキするんですよね。あの母性が私は怖かったですね。
本日紹介した映画は...
マザー! (2017)
MOTHER!
- 監督 ダーレン・アロノフスキー
- 解説...
- 「ブラック・スワン」の鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が、「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞を受賞した若手実力派のジェニファー・ローレンスを主演に迎えて描くサイコミステリー。郊外の一軒家に暮らす一組の夫婦のもとに、ある夜、不審な訪問者が現れたことから、夫婦の穏やかな生活は一変。翌日以降も次々と謎の訪問者が現れるが、夫は招かれざる客たちを拒む素振りも見せず、受け入れていく。そんな夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせていき、やがてエスカレートしていく訪問者たちの行動によって事件が相次ぐ。そんな中でも妊娠し、やがて出産して母親になった妻だったが、そんな彼女を想像もしない出来事が待ち受ける。
(映画.comより引用)