よく、昔の映画を見ると食堂付きの列車があるじゃないですか。
美しい景色を見ながら高級料理に舌鼓を打ち、ワインを一口...
みたいな!
映画のワンシーンのように自分もそんな列車に乗って贅沢をしてみたいんですよ。
日本だと食堂付きの観光列車があるので、国内でもいいから一度は乗ってみたいですねぇ。
もちろん、「オリエント急行殺人事件(2017)」のオリエント急行が理想なんですけどね!
殺人さえ起きなければ(笑)
大晦日に鑑賞したこの作品。
新潟の映画館、T・ジョイ新潟万代で鑑賞しました。
アガサ・クリスティー原作。
オリジナルの「オリエント急行殺人事件(1974年)」は、鑑賞済み。
が、内容はほとんど忘れていた...
そのため、幸いなことに純粋な気持ちで挑めた。
ある意味、それはこの作品を楽しむためのポイントになったかもしれない。
この2017年版も、豪華キャスト。
豪華キャストすぎて、意識が散漫。
人物相関図が全く頭の中に入ってこない。
それは、「オリエント急行殺人事件(1974年)」を見た時と同じ現象。
そして、結末まで見てまた同じ気持ちになっていることに気づく。
名探偵ポアロの決断はそれでよかったのかと。
別のキャストで見ても、当り前だが結果は同じ。
善と悪の境界線は、いつもグレーだ。
もし、ポアロが別の決断を下してもスッキリはしないだろう。
それでも、私はこの結末は自分の中で納得することができない。
まぁ、この作品はそれでいいんだと思いますけど。
キャストは、オリジナルの方が見ごたえがあった気がする。
名探偵ポアロも、もっと繊細にキャラを作りこんでいた。
でも、美しい景色と列車、ドラマティックなストーリー展開は嫌いじゃない。
この後、「ナイル殺人事件」に繋がるのであればそれも見てからまた作品を評価したいと思う。
しかし、いつも思いますが...
アガサ・クリスティーのサスペンスって予想外の結末が本当に多くてびっくりしますよねぇ。
ちぶ~的ジョニ・デップ度4
役柄的には違和感はないが、思ったよりも活躍しなかったところはとても残念。というか、普通の役が向いてない気がしますよね...