ホラー映画さえあれば!

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血まみれのエンジェル「赤い天使」

看護師さんって大変だなってドラマを見ていても思う。

 

何よりも、自ら看護師という仕事を選ぶ人を尊敬してしまう。

 

だって、毎日死と向き合わないといけない仕事って想像できないくらい大変だと思うし。

 

それは医者も介護士も同じかもしれないけれど、看護師はもっと患者に近い関係な気がする。

 

 

だから、この「赤い天使」みたいな状況ってさらに過酷すぎて現代人の私は圧倒されてしまった...

 

 

「赤い天使」



戦場の中、毎日傷病兵を看病する西さくら(若尾文子)。

 

皆、とにかく明日も生きたいという思い。

 

極限状態で、人間の本性がむき出しになる。

 

最初はレイプリベンジものかと思ったが...

 

そんなものではなかった。

 

レイプをそんなものと思ってしまうくらい、戦争はもっと残酷で終わりのない悪夢だったのだ....

 

 

 

私は本物の戦争を知らない。

 

想像しかできない。

 

だが、この映画はその想像をさせるくらいの威力がある。

 

戦争の中で見つけた愛。

 

戦争の中で生きるということ。

 

生と性を考えさせられる。

 

愛は、そのあとなのだ。

 

それってすごく怖いと思った。

 

自由なんて、幸せなんて...

 

 

 

そんな身も心も血まみれの天使だった若尾文子の美しさは、異常なくらい輝いていた。

 

映像は白黒なのに...

 

反戦映画としてもこれは傑作と言えるでしょう。

 




ちぶ~的若尾様度5

とにかく美しい!自分のことを「西は...」と名字で呼ぶ姿はなんだか初々しくてかわいかったなぁ。