私が小さいころ好きだった魔法使いは、サリーちゃんですね。
大好きでビデオを借りて何回も見てました。
今思えば、結構大人っぽい内容だったんですよ。
現実的な部分もあって。
魔法でなんでもできるから幸せってことではないんだよってことを暗に言っていたような気がします。
そう、この「マジカル・ガール」みたいに....
こりゃ、久々にたまげた。
ブロガーさんの間でも高評価だったけれど、こんなにすごい映画とは思わなくて。
映画になじみのない人にはあまり勧められない傑作でした。
冒頭のドラマから、あんなラストになるとは....
恐るべし、スペインホラー！
白血病に侵された娘が好きなのは、日本製アニメ「魔法少女ユキコ」。
音楽も日本語の歌が流れる。
もう、そこで日本人の心をわしづかみ。
そのコスチュームが着たいという少女の夢をかなえようとする父親。
でも.......
金、ないんですよ。
夢を叶えるにも、お金って必要なんですよ。
娘を幸せにするのもお金なんですよね....
と、皮肉だけれどそれが現実。
魔法みたいにパッと一瞬でなんでもできたらどんなにいいことか。
でも、この世の中には何かを得ると何かを失うという法則がある。
誰かが幸せになると誰かがその犠牲を払うことになる。
幸せを守りたかっただけなはずなのに、気づかないうちにそれはただの傲慢な欲望と化す。
善良に見えるその行いも結局は見返りの塊だったりする。
悲しいけれど、それがリアル。
奪うより自分で生み出した方が勝ち。
これを見たら今後の生き方も変わるかもしれない。
怖いと思うからこそ、心に響くのだ。
映画好きに皆様にお勧めしたい奇想天外なスパニッシュホラー。
新年に見る映画かどうかは分かりませんが(笑)
ぜひ。
ちぶ～的マジック度5
この魔法は高度すぎる。見終わってからもぽかんとしますね。
