ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

マザー?...「マザー」

  

「マザー」

仕事上、電話をかけることが多い。

 

ある日の出来事。

 

電話をしたら、電話の向こう側で子供がワンワン泣いている声が聞こえる。

 

最初は、動物園にいるのかと思ったほどの勢い。

 

一体どういうお母さんなのかと心配になる。

 

「子供は大丈夫ですか?」と、聞くわけにもいかず....

 

 

「マザー」のマザーもなかなかですけどね。



恐怖マンガの巨匠である楳図かずお先生が監督。

 

なぜか片岡愛之助が主演。

 

気にならないわけがないでしょう。

 

見ないわけにもいかないでしょう。

 

楳図かずお先生のマンガは一度も読んだことがないが、楳図かずお先生原作の映画は大好物の私。

 

いや~、先生さすがです。

 

映画はどうでもいい。

 

純粋に先生のマンガが本気で読みたくなる。

 

そんな宣伝的映画でございますね。

 

 

 

出てくる人がみんな昔話をしてくれる。

 

みんなが昔を振り返るものだから、今どうしようとしてたのか分からなくなる。

 

そして、本編よりも気になる出来の良さ。

 

多分、先生の作品の一部を抜粋してきた感じ。

 

先生の原作を読みたくなる衝動にかられる。

 

遠回しの宣伝が妙にうまい。

 

 

 

最大のイミフは片岡愛之助の起用。

 

他に引き受けていくれる人はいなかったのか。

 

この男の優しさが憎い。

 

赤いボーダーも自然な着こなし。

 

きりっと歌舞伎を出してくる。

 

そうか。

 

この人も宣伝をしに来てたんだな...

 

 

肝心のマザーが、もう色々いっぱいありすぎる。

 

恨んでみたり、恨んでなかったり。

 

襲ってみたり、様子をうかがってみたり。

 

とにかく自由人で困る。

 

息子も振り回されっぱなし。

 

こんな姑のいるところにはお嫁に行きたくない。

 

死んでいて本当によかったと心の底から思う。

 

母ちゃん...

 

ただの迷惑だわ。

 

 

 

楳図かずお先生が大暴れ。

 

あの年になってもここまで自分の作品を愛し、楽しめる人はいない。

 

うまいとか下手ではない。

 

ホラーが好き。

 

人間はホラーだ。

 

という信念が心地いい。

 

売れなくてもぜひともまた次作を撮っていただきたい。

 

私のブログもこういう映画の方が潤うので。

 

 

ちぶ~的いろんなマザー度5

お母ちゃんのレベルが高すぎる。笑えばいいのか真剣に受け止めればいいのか。とりあえず分からないがなんか楽しい。それでいいか。