新しい仕事に必死。
増えるひとり言。
声に出さないと見失うから。
家に帰ってからもクセで独り言を言ってしまう。
まるで何かと交信しているように。
きっと傍から見たら怖い。
だけど、「ベイビー・ブラッド」の交信する女は途中からなんだか可笑しくなってしまった。
最近、ビデオからDVD化されたと思われる作品をなぜか最近GEOで発見することが多い。
埋もれていたビデオホラー。
真っ赤に染まるマタニティホラーってのはハズレも少ない。
爆乳のねぇちゃんが大暴れ。
宿った謎の生物。
壮大なOPから幕を開ける。
結構なグロだけど、クリーチャー好きにはいいでしょう。
OPがやたらカッコいいのに、急に一人の女に宿るというスケールの小ささに苦笑する。
さっさと生まれてしまえばいいのに、とにかく時間と手間がかかるらしいのだ。
で、見つけた母体が体からしてすべてがビッチの主人公ヤンカさん。
確かにこういう女の母体ならありがたいかもしれない。
清純のかけらもないからこそ宿れる。
見どころである二人のマタニティライフ。
母子は交信ができるという心強さ。
二人のトークの幅の広さに笑う。
人生相談しちゃったり。
健康を促されたり。
本当に生まれる気があるのかというくらいに仲がいい。
本当に怖いのは謎の生物ではなく、やたら積極的になるヤンカさんである。
やりたい放題である。
赤子より女の方が大胆で強い。
途中から一体私は何を見ていたのだろうと悩む。
きっと、これはホラーコメディだったのだと思わざる負えない。
グロとエロとゲロには力を入れているので全く気軽に見れる代物ではないが...
ホラー好きには見てほしい変な面白さがある。
女という生き物。
新たな生命を生み出す体。
母性という名の刻まれた本能。
今までにはないちょっと変わったアプローチが新鮮。
これを見ると、胎教をしたがるお母さんの気持ち、ちょっとわかっちゃう気がします。
ちぶ~的チミドロ度5
真っ赤か~~。血みどろの女とでも平然と会話するという無理やりシーンにツッコまずにはいられない。まず、怪しむところから始めてください。