昔は昔。
今は今。
と、割り切っているから過去と向き合うことがあってもそもそもそんなに悩まない。
というか興味がない。
もちろん、忘れたい過去がないわけではないがそこに執着することをしない。
特に恋愛に関して言えば、女性はそんなもんじゃなかろうか。
あの時こうしていれば...
という後悔をしてしまうと、キリがない。
あの時そうしてしまったから今がある。
良くも悪くも結果より、これからどうするかなのだ。
という女には、「隣の女」みたいな恋愛は到底理解しがたいものがある。
初、フランソワ・トリュフォー監督作品。
フランスらしい濃厚な愛の悲劇。
過去の愛と再会する男と女。
激しい恋愛の末路...
元恋人同士、それぞれの夫と妻。
4人いて、4人ともそれぞれ違う立場。
誰に共感できるかで見方も変わる。
そして。
この映画は、自分の恋愛経験との勝負。
自分を見失ってしまうほどの恋...
命がけで危険な恋を知っている人にしか理解できない恋愛映画なのだろう。
隣に越してきた女が元恋人。
そんなシュチュエーションはコワい。
私の場合。
嫌いにならないと別れないので、もしそうなったらただただ気持ち悪い。
焼けぼっくいには火はつかないと言い切りたい。
燃え尽きたら、普通は灰になって飛んでいくのだ。
だが、しかし。
そうじゃない輩がいる。
だからこそ、不倫ドラマが流行る。
これを愛と呼べるのか私には分からない。
陶酔と自己満足に見えて仕方がないのだ。
誰にも感情移入できず、怖くなった。
恋愛を知らないのはお前の方だと言われてるみたいで...
嫌よ嫌よも好きのうち。
男と女はこんなにも面倒くさい生き物なのか。
ウダウダしている場合かっ。
ハッキリしろやっ。
と、言いつつもハマってしまった自分。
マジかよ~と思いつつ...
ここまでになる恋愛ができる人は、ある意味人生を全うしているのかもしれない。
ちょっぴり感心しつつ、全くうらやましくはならなかったんですけどね。
私は、もっと平和に生きさせていただきとうございます。
ちぶ~的ドロ~リ度