体調がよくならない。
そんな時は酒だ
と、お気に入りのワインカクテルを購入してガブ飲み。
最初は気分がよかったけれど、やっぱり寝る前には悪化した....
酒も効かない。
季節の変わり目恐るべし。
あらすじは....
911緊急通報指令室のオペレーター、ジョーダン(ハル・ベリー)は、ある女性からの不法侵入者の通報が最悪な結果に終わり、自信をなくしていた。そんな折、少女ばかりをターゲットにする連続殺人鬼に拉致され、車のトランクに監禁された少女(アビゲイル・ブレスリン)からのSOSを受ける。携帯電話の通話だけを頼りに、ジョーダンはこれまでの知識と経験、能力の限りを尽くして少女の救出にあたるが……。
ありそうでなかった命をつなぐ電話、911緊急通報指令室が舞台。
声だけで命を救えるか。
声だけで通報者の状況を想像できるか。
手に汗握る緊張感とスリリングな展開。
電話の向こうにある、目を覆いたくなる事件。
その一言、その行動が一人の人生を大きく変える。
ただじゃ終わらないラストにちょっと驚くB級スリラー。
911に今まで生きていて一度も電話をかけたことがない。
それは当たり前なのではなく、結構幸運なことのかもしれない。
ある日、突然理由もなく自分の身に危険が迫る。
命の危険を感じたとき、最後に助けを呼ぶ場所が911。
映画を見ていても電話をかける被害者側の方しか考えたことがなかった。
受け取る側の心理は、意外に見落としがちである。
そこに着目したところが面白い。
ハッキリ言って内容も展開も典型的ではある。
新鮮さはまるでない。
だけれども、そのシンプルさが逆に恐ろしさを与える。
毎日かかってくる緊急通報電話。
その電話の向こう側にいる他人の命を預かる仕事。
それは、想像もできないくらい重い緊張感で溢れているだろう。
ハル・ベリー演じるジョーダンの苦悩は人間であれば必ず生じるもの。
誰もがジョーダンに共感し感情移入できる。
目に見えない相手をただ助ける。
そのあと、どうなったかも知ることはできない。
感情を切り離し、ビジネスライクにこなさなければならない任務。
が、それを機械的にこなすのは不可能に近い。
その人の命に近づけば近づくほど感情はつながっていくからだ。
ラストは、ワインカクテルの瓶を倒してしまうくらいのびっくりが待っていた。
本当に空でよかった....
と、安心したらしゃっくりが出ました....
ちぶ~的意外度5
話題作という感じの売り込みだったのに、案外B級。でも、その地味さが一直線で見ていて気持ちいい。このラストは賛否両論だとは思うけど...