ホラー映画さえあれば!

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迷宮入りの女「迷宮の女」

いよいよ年末本番。

 

今年もあっという間でした。

 

が、私には年末の最大のイベントが残っております。

 

それは三夜連続で明日からお送りする年末総決算のランキング。

 

今年は幅位広いジャンルに手を付け、マニア度をさらに増した一年になりました。

 

故に...

 

ランキングになかなか手こずってしまい、頭がパンクしそうです。

 

「迷宮の女」よりも私の方が迷宮入りしそうですよ。

 

トホホ....

「迷宮の女」

あらすじは....

パリの歓楽街で発生した不可解な殺人事件は共通項のない被害者たち、殺害現場に転がるサイコロ、消え去った死体だった。やがてクロード(シルヴィー・テスチュ)と名乗るひとりの女が逮捕される。



こりゃ、驚いた。

 

高級なミステリー。

 

甘美があって成熟された味わい。

 

と、ゆらゆらとワインを飲みながら眺めていたら...(イメージで言うとね)

 

グラスを落としてしまうくらいの衝撃だと思う。

 

破片は元には戻らない。

 

落ちてしまったグラス。

 

流れていくワイン。

 

人の個性はどこからどこまでなら許されるのだろう。





「じぇじぇじぇ」は、ドラマを見ていないので使えない。

 

みんなが多用しているときの置いてけぼり感が半端なかった。

 

だから今こそは反撃しようと思う。

 

この驚きは、「え!え!え!」だ。

 

岩手県民じゃない私にはこの言葉が一番しっくりくる。

 

驚きの称賛は、自分の言葉で言わなければ意味がない。

 

人は本当に驚くと動きが止まるのだ。

 

おかげで、ストーブの火力が強くなっていることに気づかず少々頭痛がした。

 

今年最後の映画記事にはふさわしい一級品ミステリーだ。(明日からランキングなので)




人間の個性という人格。

 

時間が自分を創る。

 

経験、思い出、記憶、出会い 等々。

 

そのすべてで自分はできている。

 

鏡に映った自分は自分だと信じている。

 

疑うことすらない。

 

だが、本当の自分とは一体なんだろうか。

 

一番わかりやすいのは窮地に追い込まれたときではないだろうか。

 

人は自分の身の危険を感じると咄嗟に違う自分に差し替える。

 

自分を守るために。

 

自覚してなかった自分が目覚める。

 

そして、そんな自分を他人に感じてしまったりする不思議。

 

褒め言葉で「あなたらしい」と言われたりすることがたま~にある。

 

すると、分からなくなってくる。

 

自分らしさって何だろう。

 

他人から見る自分。

 

自分から見る自分。

 

どれもきっと違うのだ。



グレイの迷宮に入り込む。

 

それは誰もが持っている迷宮。

 

ぐるぐる回って出口が見えない。

 

居場所はここで合っているのに、止まることができない。

 

本当の自分をみつけるため探し続けている。

 

道はいくつもある。

 

いつかは辿りつけると信じて進むことをやめたくはない。




ちぶ~的迷宮度5

かなり混乱。かなり衝撃。頭がついていけなくて。でも、この驚きは快感!シュッと音のするような回収は見事でした。