これは、もしや...
恋ではないですか。
と言いたい場面に直面した。
きっと私だけが気付いたキラキラデータである。
どうやら同僚である友人を好いている殿方。
女の勘というのは鋭い。
そしてそれはほとんど当たっている。
そしてそして。
恋愛というのは案外ベタで簡単に転がっているものだと思われる。
人の恋愛を、久しぶりに見てキラキラにクラクラ。
私にはそのきらめきが沁みるんだぜ。
政府が極秘に収集した国民の遺伝子情報“プラチナデータ”を基に犯罪捜査が行われ、検挙率は驚異の100パーセントで、冤罪(えんざい)は皆無となった近未来の日本。警察庁の科学捜査機関に所属する科学者の神楽龍平(二宮和也)は、DNA捜査システム関係者の連続殺人事件を担当することに。しかし、同システムは神楽自身を容疑者として示し、思考を繰り広げた結果彼は逃亡するが……。
東野圭吾原作の小説を映画化。
なんてことがあまりに多すぎる気がしないでもない。
例のごとく私は原作を読んでいない。
映画としてみた「プラチナデータ」。
SFサスペンスとしての発想はなかなか見ごたえるがある普通の作品。
これは二宮和也を俳優として見る映画としてはおいしい材料である。
ジャニーズという肩書は今はむしろ枷になっている気がする。
俳優と同じ仕事をしてもただのアイドルの延長上でしかないと決めつけられる。
正当な評価はジャニーズというだけで難しい。
演技という場所。
ジャニーズの中で一番異彩を放っているのは二宮和也だと思う。
というか、この人の場合は演技だけでなくすべてにおいて器用。
なんでもさらっとこなす。
この映画の役もそうだ。
複雑な役をわざと簡素化する。
そこに自然があると思っているのだろう。
作りこまれた演技にリアリティはないという信念が伝わっていくる。
神楽の話し方、雰囲気は今までのニノとは違う側面を見せている。
一番驚いたのは声と言い回し。
どうしても役者というのは癖があって役が変わっても、そのクセはなかなか抜けなかったりする。
ニノはガラッと変えてみせた。
しかもきっと勘で出来てしまっている気がする。
センスで掴められるのは、彼の度胸がそうさせているのかもしれない。
きっとファンなら楽しめる新しい魅力満載。
同年代の嵐が大好きな私は、なぜ「47RONIN」が赤西だったのか納得できない次第。
ちぶ~的ギラギラ度3
男くささがすごいトヨエツと爽やかさの中にもギラギラも見せたニノ。異色の組み合わせは新鮮。ただ、相性がよかったのかはよくわからない。