今週はこの日のために頑張りました。
今日が「アウトレイジ ビヨンド」の公開日でした。
もちろん朝一で行きました。
一人で。
いつもはそんなに混まないのに、やはり行列ができてましたよ。
秋田でも人気みたいです。
20代の女子は一人もおらず...
平均年齢高し。
売れないチンピラっぽい人がチラホラ。
死にそうな夫婦もいました。
が、ほとんどがオヤジ。
劇場。
加齢臭プンプン。
私。
まさかのど真ん中の席を陣取り。
両脇には誰も寄ってこず。
おかげで、好きな映画を堪能。
ただ、楽しんだ。
あらすじは....
5年前、ヤクザ界での生き残りを懸け壮絶な権力闘争に明け暮れた暴力団「山王会」は関東の頂点を極め、政界にまで勢力を広げていた。彼らの壊滅を目指す刑事の片岡(小日向文世)は、関西最大の「花菱会」と対立させるべく策略を練る。そんな中、遺恨のある木村(中野英雄)に刺されて獄中で死んだはずの大友(ビートたけし)が生きていたという事実が持ち上がる。その後、出所した大友だったが……。
一作目に比べると静か。
豪華さはアップ。
悪人度は散漫。
感染したかのように黒く広がる。
どの世界も結末が出るまでは暗躍する。
全員悪人。
北野ワールド全開。
冒頭から赤字で流れるエンドロールまで。
ひたすら浸る。
終わったなんて信じられないくらい。
まだ見てたかったのにという気持ちが心地いい。
名前を挙げるのが面倒なくらいの豪華なキャスト大勢。
それなのに、どの人のことも特別扱いしていない。
大物にも遠慮しない北野らしさ。
バランスが絶妙。
誰もやりすぎてない。
だからこそ笑える。
加瀬亮はちょっと若気の至りだったかもしんないけど....
だしがきいていて、むしろいい味を出している。
今回も木村演じる中野英雄が素晴らしい。
このとことんな感じ、男です。
北野武演じた大友。
昔気質のヤクザ。
筋を通す男らしさ。
屈折してるのに、ブレない。
その矛盾さを魅力に変える北野。
さりげなさが簡単にできる。
この人のバカにしたような笑いは、人の気持ちをひきつける。
みんなそこそこいいので、あとは割愛。
ただ、これだけは言いたい。
只野係長を、私は見ました。
詳しくは劇場で確認を。
今回もコノヤロー。バカヤロー。合戦あり。
真剣さと恐怖がいきすぎると笑いたくなる。
それでも暴力の真髄を見せる手腕は相変わらず。
世の中には善も悪もないと思わせるような一方通行。
無音は空虚。
どいつもこいつも生きるためにのし上がろうとする。
愚かでくだらない。
でも、そんなことのために人は生きれるのだ。
生きることは暴力。
決して単純でもきれいでもない結末。
それでもスッキリしてしまったブラックな私。
北野武ファンなら、すぐ劇場へ行きましょう。
そして、続編を切望しよう。
ちぶ~的エロ度1