チャリで朝、通勤途中。
シカを見かける。
ん?
と、二度見。
ここは、市内である。
国道のバスの停留所でシカが普通にいた。
というかバスを待っているように見えた。
あまりにも自然にいるものだから、見えているのは自分だけかと思った。
おつげか、コレは。
でも、みんな二度見していたので違うだろう。
秋田、恐るべし。
そのあと、どこに行ったかは誰も知らない。
シカのせいなのかなんなのか。
母の予言は当たった。
引継ぎしてくれた人の話を毎日のように愚痴ってた私。
母は、「そのうち、菓子折りでも持ってまたくるんじゃないの~?」
.........
来た。
本当に来た。
今日、菓子折りを持って.....
その人と仲のよかったベテラン女子に、最近私は仕事をガンガン聞いていたわけだが...
最初は、その引継ぎしてくれた人の置き土産のせいで態度がおかしかった。
でも、あまりにも私が真剣にガンガン仕事を聞いてくるからなのか。
今は、なんでも教えてくれるし優しい。
あれは一体なんだったんだ。
そして、今日来た引継ぎ女はなぜ来たか。
それはきっと保身のためだろう。
私を悪者にしても自分の評判が落ちるだけだと....
預言というのはいいのか悪いのかよく分からない。
それでも、いい意味があると捉えたい。
あらすじ.....
傷害罪によって禁固6年の刑を受け、刑務所へと収監された無学で孤独なアラブ系青年のマリク(タハール・ラヒム)。そこで彼は、所内を牛耳るコルシカ・マフィアのボスであるセザール(ニエル・アレストリュプ)から殺人の指令を下される。圧倒的権力を誇る上に冷酷非情な彼に逆らえず、殺人に手を染めるマリク。それを機にセザールたちの手下として動きながら、読み書きや生きるすべを学んでいく。徐々に所内で独自のコネクションを築き上げていく彼は、ある秘めた計画を進行させていく。
どうもギャング映画は苦手である。
北野武映画なら大丈夫なのに。
そこに憧れや面白さを抱けないのは、一応私が女だからだろうか。
この刑務所内サクセスストーリーは、展開は面白い。
全体的には苦手ではあるけども。
それだけではないから見れた。
預言者の出現と自我の葛藤。
ホラー要素がちょっとおいしい。
主人公マリク。
生きるためならなんでもする愚か者。
こんな奴が一番せこい。
バイオレンス描写の血みどろも似合う汚れ役。
人間なんてこんなものと言わんばかりの残酷さ。
でも、決して諦めない。
従順なマスクをかぶっているだけ。
着々と確実に上にのし上がる。
こんな奴を敵にしてはいけない。
知識を得ると人は強くなる。
自信で自分の地位をつくるのだ。
途中にあるカルトなシーン。
お告げはやはりシカの仕事らしい。
幻想的なあのシーン。
その後のマルクは魔力を得たかようにパワーアップ。
マリクが暗殺した男は、亡霊となって現れる。
罪悪感として現れた幻想だろう。
この不思議な雰囲気が善と悪を混乱させる。
正しい世界とはなんだ。
生きるということ。
それに尽きている。
戦う男たち。
それぞれ、生きる世界は違えど結局は同じことの繰り返しではないだろうか。
ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。
どうとも思えない結末に人生の矛盾が見えた。
ちぶ~的おねむ度4
合わなかったせいか眠くて首ムチ打ち気味。フランス淡々とギャング淡々のかけ合わせはおいしくない!