ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

何でそのメイクなのか。「何がジェーンに起ったか?」

映画やドラマは大好きだけど、活字が好きじゃない。

 

マンガも最近読まなくなった。

 

もちろん本も。

 

だけど、たまたま図書館で暇つぶししてたときにみつけて借りた「トラウマ映画館」。

 

題名通り著者の忘れたくても忘れられない作品が紹介されている。

 

評論が面白くて、どの映画も見たくなってしまう。

 

が、紹介されている作品がほとんどツタヤにはない。

 

だけど、この本で紹介されていた「愛と憎しみの伝説」のモデルになった大女優ジョーン・クロフォードがベディ・デイヴィスと共演した「何がジェーンに起こったか?」をみつけた。

 

愛と憎しみの伝説」は...

ジョーン・クロフォードの養子が彼女の死後、自分が虐待されていたという内容で出した本が原作。

 

「何がジェーンに起こったか?」では、自分が虐待される側を演じてるっていうのが皮肉....

「何がジェーンに起ったか?」

あらすじは....

古い屋敷に一組の姉妹ブランチ(ジョーン・クロフォード)とジェーン(ベティ・デイヴィス)が暮らしていた。ジェーンは可愛らしい名子役で一世を風靡したが、成長してからは仕事も無く、美貌のブランチの下で鬱屈した生活を送っていたのだった。そんなある日、ブランチが事故で半身の自由を失ってしまう。立場の逆転したジェーンは、押え付けられていた鬱憤を、陰湿ないじめで晴らそうとする。やがてブランチは、ジェーンのもとから逃げ出そうとするのだが……

 

 

 

これは、サスペンスではない。

 

ホラーである。

 

確実に。

 

ベティ・ディヴィスのでっかい目。

 

白塗りの顔。

 

不自然に細い眉。

 

どんどんおかしくなっていく様はとにかく怖い。

 

あの化粧はわざとなのか、当時の技術ではあれが限界だったのか....

 

自分の名声にすがっていつまでも成長できない老婆ほど醜いものはないですね。

 

ジョーン・クロフォード目当てで見たはずなのに......

 

ベティが.....なんだかすごすぎて。

 

 

オバケのQ太郎にしか見えん。

 

かわいらしいようで、目がどっかいっちゃってる感。

 

もう、オバQすら怖いかも。

 

 

内容は、楳図かずお系。

 

いや、こっちが先だと思うけども。

 

姉妹ドロドロ嫉妬劇。

 

私も姉妹だけども、ああはなりまへん。

 

そもそも比べない。

 

というか、必然的に姉が上だと思っている私。

 

やっぱり対等な位置にいると、姉妹であろうとむしろ姉妹だからこそ自分が上になりたいものなのか。

 

男兄弟だったらこうはならない気がする。

 

 

女は、美しさを求めれば求めるほど醜くなる。

 

孤独がそれに拍車をかける。

 

常に女は女なのですね。

 

ベティの恐怖顔は、憎悪そのもの。

 

だけど、結局は姉がいないと生きていけないのは愛情もあるということ。

 

その矛盾した感情こそが生んだ悲劇といったところでしょうか。

 

 

単純明快に年功序列でいいのにって思いますけど。

 

そうすりゃ恨みっこなしですよ~。

 

ってこれ系の映画見るといつも思います。

 

いささか、老後が心配になる映画ですね~。

 

 

 

ちぶ~的2大女優バトル度5

当時、本気で仲悪かったらしい。虐待のシーンは私情をはさんでるな、絶対。