『信仰というもの。』
冒頭から衝撃。
裸のおっさんが連続殺人鬼。
フル○ンで逃げるシーンは圧巻。
エロスと狂気はセットなんですね。
この駆け引き、最後まで目が離せませんでした!
これは、「羊たちの沈黙」と「セブン」をいい感じにブレンドしたような味わい。
でも、最後に全然違ったかもしれないと思わせる面白さがある。
いい意味で期待を裏切ってくれる隠れた傑作かも。
信じるってどういうことなのか。
愛していると簡単に言葉では言えるけど、果たして本当に自分はその人を愛しているのか。
自分自身の本質を問われる。
惑わされて、騙して、グラグラする…
自分は自分を信じていいものなのか。
どんなに辛いことがあっても揺るがないはずの信仰も、追い詰められたらどうなってしまうんだ…
と、色々考えてしまった。
あのラストの意味も!
この駆け引きって実は常にあるのかもしれない。
自分が何を見て、何を信じ、何を決断するのか。
それによって左右される人生。
大切な人を失うかもしれないと思ったとき、初めての自分に出会うのかもしれない。
ホラーというより、サイコスリラーですが…
なんなら深掘りして見ていくとホラーより怖いかもしれませんよ。
ちぶ〜的セクシー度5
冒頭はめっちゃセクシーに見えたけど、捕まってやつれていくとセクシーが激減。ちょっと残念な気持ちになりました(笑)
本日紹介した映画は…
⭐️ブライアン・W・コリンズ著「1日1本、365日毎日ホラー映画」紹介作品⭐️
ANTIBODIES -アンチボディ- 死への駆け引き (2005)
ANTIKORPER
- 監督 クリスティアン・アルヴァルト
- あらすじは…
- 残虐な連続殺人鬼と実直な刑事の狂気の心理ゲームを描いたサイコスリラー。12人の少年を虐待し殺害した連続殺人鬼が逮捕される。以前から少女殺人事件を追っていた刑事・ミハエルは、その犯人も彼ではないかと疑い殺人鬼に面会を申し出るが…。
- (DMM.comより引用)