『社会の地下に潜む魔物たち。』
ゾンビ映画と言っても色々ある。
殺していくのは当たり前だけど、恋愛ものになったりSFものになったり…
派生ジャンルがいっぱいありすぎて見切れない。
だから「1日1本、365日毎日ホラー映画」に紹介されていて助かった。
ホラー映画の中でも動物系のホラーが結構好きな私にはこの作品はツボだった。
私が大好きな「ゾンビーバー」を超えることはなかったけど、同じくらい好き!
ネズミゾンビ、可愛すぎ!!
そもそもなぜネズミなのか?
と、考えてみたら結構深い気がする。
ネズミは薄暗くて湿気が多い地下に住んでいる。
この物語に登場するボロアパートの住人たちもある意味一緒。
元ボクサーや退役軍人、オカマ。
なかなかまともな職につけず、貧しい生活をしている。
それでも毎日ささやかかもしれないけれど、自分たちなりに生きている。
そんな時にネズミゾンビ!
それは、地下から地上へ出たいという社会への批判や怒りが表れている気もする。
隔離された世の中へ復讐!みたいな。
ある意味、仲間(社会の片隅に住む者たち)とも言えるネズミゾンビを素手でぶっ殺していく主人公の姿に感動。
どこで道を踏み外してゾンビになってしまったのか。
ネズミも人もいつダークサイドに堕ちるかなんてわからないものだ。
私的に、ミッキーマウスもゾンビになったらあんな姿になると思う。
たくさんいたら、ちょっと楽しい。
凶暴なので、写真撮影は遠慮したいけど…
ディズニーランドより楽しめた映画でした。
ちぶ〜的汚ゾンビ度5
出身がネズミだけあって、めっちゃ汚い。映像もその汚い感じを出せているから雰囲気は満点でしたね!
本日紹介した映画は…
⭐️ブライアン・W・コリンズ著「1日1本、365日毎日ホラー映画」紹介作品⭐️
ネズミゾンビ (2006)
MULBERRY STREET/MULBERRY ST/ZOMBIE VIRUS ON MULBERRY STREET
- 監督 ジム・ミックル
- あらすじは…
- ネズミから人へと感染する‘ネズミゾンビ’の恐怖を描いたホラー。マルベリーストリートの地下でバイオネズミが繁殖していた。ある日、バイオネズミに咬まれた浮浪者が、顔面がネズミと化す‘ネズミゾンビ’へと変貌する。そして次々と感染は広がり…。
- (DMM.comより引用)